先日、出版社が私の処女作『破壊から再生へ』を高く評価してくれたことは、大きな自信に繋がった。
この著書を読んでくれた編集部部長ならびにプロデューサーは、私のことをこのように言ってくれた。
「橋岡蓮さんは、めちゃくちゃ純粋で真面目で真っ直ぐに生きてきた人だ」
やはり、この本の良さがわかる人と仕事がしたい。
問題は新作についてだが、小説より随筆の方がいいそうだ。
それなら私の得意分野でもある。
何故か、私は小説を書かなければならないと思い込んでいた。
ところが、随筆の方が需要があるとのこと。
なんだか、メラメラ燃えてきた。
どのような随筆を書けば良いかについては、ほぼ、頭の中にある。
譲れない部分は勿論あるが、それは何かというと『世界観』。
そして『言葉』と『考え方』である。
読者の方々は、私が紡ぎ出す世界観に共感してくれているものだと思っている。
だからそれをぶち壊すことだけはしたくない。
ただ、それについては心配はしていない。
もう一つ大事なことがある。
私のあり余る個性は、今後活かされるべきだと考えている。
どのように活かすかについては、もはや、世に出るしかないと思っている。
先日も書いたが、出版業界の中では、私の軌跡は高く評価される。
何故なら、師匠不在の状態で、ゼロベースから着々と積み上げてきているからだ。
自己投資も散々してきたし、やれることは全てやったと言っても過言ではない。
日々の投稿も馬鹿にされては困る。
実際には目に見えないSNSの世界を真っ向から信じ、大勢に向けて自分を毎日晒すことは、簡単なようでなかなかできないことである。
ところが、一歩視点を変えて私を見ると、ダメ男に引っ掛かる情けない女なわけで。
金に困っているのに助けてもらえない要領の悪い女だそうだ。
しかし、目に見えない人々からの愛情と期待と優しさを感じ取る力は誰にも負けないと思う。
フォロワーやいいねの数で芸能人気取りのヤツもいるが、私のことを応援してくれている人達とは質が違う。
きっと私に男ができようが、結婚しようが、世界の橋岡蓮になろうが、身内のような感覚で見守り続けてくれることだろう。
私とは、友達以上身内未満みたいな関係だと思う。
普段つるむことはないが、何かあったら報告してくれる人が多い。
遊び相手ではないが、ぶっとい根っこで繋がっていて、お互いを励まし合っている存在だと思っている。
ある意味、最も正しいSNSの使い方をしていると思っているのは私だけだろうか?
勿論、『破壊から再生へ』や『ロックンローラー』も売れている。
ただ、本を売るためではなく、人間関係を構築し、友達以上身内未満の関係を目指すためのSNSである。
日々、私が早朝に起きて投稿するのは、生存確認と皆への感謝と、叱咤激励と、おはようの挨拶だ。
蓮さんも頑張っているなら、俺も頑張ろうと思ってもらいたい。
皆が頑張っているのを励みに私が頑張れているのと同じこと。
皆にとって私の存在は友達以上身内未満なのと同様、私はこの場を借りて、友達以上身内未満の皆に報告したいのである。
ねぇねぇ、聴いてとね。
どこの出版社と契約を結んでも、私は毎日発信し続ける。
新人賞を受賞しようが、海外出版をしようが、やめることはない。
何度も言うが、私には友達以上身内未満の人が沢山いるから、この場でコミュニケーションを取りたいのである。
寂しがり屋の極みだ。
私のライフスタイルの中で、このルーティンは定着した。
揺るぎない確固たるものとして存在している。
とにかく夏までは今の激務が続くと思うが、新人賞の受賞で流れは変わることだろう。
余裕ぶっこいて、私は池袋に通っていればいい。
一寸の曇りもなく、道が拓けることのみを信じている。