渋谷でバイトが終わり、雨だったのもあって即行で焼肉屋に入った。
空腹だったとはいえ、ランチを平らげたら睡魔が襲ってきた。
夜は二十一時から出版社との打ち合わせがある。
整骨院へも行かなくてはならない。
休みの日だが、慌ただしく、焼肉屋でもゆっくりできなかった。
食べたらすぐにレジへ向かった。
客はいなかった。
時間帯が遅かったので、ランチ営業はギリギリセーフだった。
何やらダブル焼肉ということで、カルビとロースが入っていた。
最近過労でやつれ気味なので、ここぞとばかりに平らげてやった。
一人で生きることは大変だが、仲間に支えられながらなんとか生き延びている。
蓮さんは恋多き女と言われることもあるが、私も惚れっぽいのかも知れない。
好きになったら一直線なのはいいが、違うと思ったら冷めるのも早い。
今日は、色んな話をさせて頂いたが、私って今まで何をやっていたのかな?と思った。
荒波を越えてきている割には要領が悪い。
また、騙されやすく、ダメ男を見抜けないところもある。
軽く見られるのではなく、ずるい男に引っ掛かるみたいだ。
それははっきり言って屈辱的である。
しかも、人のアドバイスを聞いているようで、全ては聞いていないところもある。
多くの人が、あんな男やめなさい!と言うのに、だって好きなんだもん、みたいな。
痛い目に遭ってから、周りに叱られるパターン。
そこが私の良いところでもあるなどと思っているから重症だ。
要領の悪さはそれだけではない。
今までの積み重ねが信用に繋がるのだ。
必死に生きてきたことは、信用とは関係ないみたいだ。
それを知った時、泣きたくなった。
私なら私みたいなヤツほど信用するのだが。
どんなに困っても人の手は煩わせないし、万が一世話になる場合は、ウィンウィンになるようにする。
当たり前の話だが、それを徹底する人も珍しいと思っている。
人から金借りて、平気な顔していられる人もいるのだから。
それでもやっぱり、私に寄ってくるのはずるい男なのか?
それは私が積み重ねてきた結果なのか?
ふざけんな!
それなら一人の方がマシだと言いたいところだが、その辺私は弱い。
とにかく愛されたい想いが強いからだ。
ちょっとモヤモヤしたままで、出版社との面談があった。
とても良い話し合いができて、感無量である。
『破壊から再生へ』も高く評価してくれた。
私の軌跡について、その道のプロはわかってくれた。
いつも通りの私で話せたし、伝えるべきことをきっちり伝えられたという感覚だ。
これからどういう方向に話が進むかわからないが、私次第だと思った。
新作をどうしても出したくて、それについても相談させて頂いた。
私って縁をとても大切にするタイプ。
だからこのご縁は神様が与えてくれたものと思い、大事にしたい。
またいい報告ができるように頑張るから、これからも見守ってくれたら幸いだ。
最近、過労でろくな文章が書けていないことが最大の悩み。
パソコンに向かう時間もなければ、何かについてじっくり考える余裕もない。
しかし、この生活はもうしばらく続くかも知れない。
何故なら、怪我の代償はデカいからだ。
三ヶ月間働けなかったこともあり、生活の基盤を整えなきゃならなくなった。
やはり私には新人賞が必要だ。
何度も同じことを書いて恐縮だが、とにかく目の前にあるものっていうのは天が差し出したもの。
それに体当たりし、疑わないことで道は拓ける。
面談の前に整骨院へ行ってマッサージしてもらったら、疲れが取れるのがわかった。
そんなことで疲れが取れるなら、まだ行けると思った。
まだまだやれる。
ズームでのお打ち合わせだったのだが、モニターに映った自分の顔を見て、軽く引いた。
ヤバ、私、やつれてる。
元気が弾けた顔していないとテンション下がるよな。