nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

クソ度胸があっても

池袋駅近くのラーメン屋に寄ったのには訳がある。

最近、寝不足と激務のせいでやつれてきたからだ。

健康的に痩せるのはいいけれど、やつれるのはヤバい。

そのせいもあって、栄養を摂るためにラーメン屋へ行ったのだ。

隣には行列のできるラーメン屋があった。

しかし、並んでいる時間はないので、ガラガラの店に入った。

もしや…とは思ったが、案の定だった。

疲れた身体に、クソ不味いラーメン。

北千住にも気になるラーメン屋があるのだが、北千住まで我慢できなかった。

しかし、今回でこのラーメン屋は懲りた。

次回は北千住のラーメン屋へ行こう。

今回私が注文したのは『旭川味噌ラーメン』。

旭川といえば醤油ラーメンだ。

期待する私も阿呆だが、期待を見事に裏切ってくれた。

ここの店主は北海道へ行ったことがあるのか?と訊きたくなるくらいだ。

本場のラーメンを食べたことないだろ?

どこの国かわからないが、日本人ではないご様子。

この味で、池袋の駅前に店構えできるなんて驚きだ。

恐らく隣りの行列店から流れてくる人が多いのだろう。

もしくは、私みたいなせっかちな客だ。

 

「もやしは茹でるんじゃなくて、炒めるんだよ!」

 

そう教えてやりたかった。

私もクソ度胸があると言われるが、この味で『旭川』の名前を付けられるのも度胸があるってもんだ。

この店に限っては、度胸と言うより、図々しいとも言えるかも知れない。

 

 

クソ度胸がある私でさえ、コールセンターの仕事でお客さんから怒鳴られたりすると、グサッときたりする。

そこで上手く返すことができないのである。

契約件数が上がらないのは、そのせいでもある。

今度上司には、きちんとその旨を理解してもらおうと思っている。

案外度胸の『ど』の字もないその辺の若者の方が、当たり前の痛みを知らないからグサッともこないのかも知れない。

札幌のコールセンターでクレーム対応をやっていた時がそうだった。

上司は、怒鳴られようが、文句を言われようが、平気な人達だった。

私はいちいち真に受けて、落ち込んだり、お客さんに一喜一憂させられていた。

本気で腹を立てたこともあるし、最後はヘッドセットを投げつけて辞めたんだから。

それくらい気が狂いそうだったのだ。

それに比べたら、今の職場はまだまだマシである。

新規獲得営業を嫌う人も多いが、クレーム対応と比べると、平常心でいられる。

 

 

そうそう、私の目の前でクビになった人がいた。

確かに個性的で、ミュージシャンだったそうだ。

営業スタイルも個性的で、傍で見ていて面白かったのに、ミュージシャンはクビになった。

出禁だそうだ。

理由は、マニュアル通りの説明をしなかったということ。

何度か注意されても直さなかったから、とのこと。

シビアだよな~、ミュージシャンは良かれと思ってやっていたのだろうに、クビ切られて仕事に困るだろうに。

可哀想としか言いようがないが、明日は我が身だと思った。

ミュージシャンのクビに関しては、またゴキブリがチクったのかも知れない。

誰よりも早くゴキブリが情報を嗅ぎつけ、私達スタッフに言いふらしたからだ。

本当にゴキブリがいるとろくなことがない。

私もゴキブリのせいでペナルティがある。

気をつけないと、私までクビになり兼ねない。

幸い私の方が成績はいいのだが、ゴキブリみたいなヤツは仕事もできないクセに上司から好かれたりするので参る。

正直言って、ミュージシャンのクビは衝撃だった。

たった一時間の勤務で帰って行った。

ミュージシャンのことは一体誰が守るのだろうか。

私より遥かに年上だから、職探しも大変だと思う。

結局、一言も話すことがないまま終わった。

どんなロックを聴いているのか、くらいのことは訊いておけば良かったなぁ。

こんなことがあると、疲れが倍増する。

でも、今日も無事に書き終えたことに感謝。