書くのに邪魔にならない程度にミッシェルガンエレファントを流している。
休みだったのでがっつり二度寝し、ゆっくりシャワーを浴びて、整骨院へ行ってきた。
沢山寝たし、施術もしてもらって楽になった。
帰りに親子丼を食べてスーパーで食糧品を買って帰ってきた。
それなのに、震えるこの心は何故だ。
メンタルのケアが必要だ。
仕事もプライベートもガタガタ、不安定すぎて落ち着くとい言葉を知らないようだ。
落ち着いたら落ち着いたで、これでいいのだろうかという悩みと闘うことになるのは目に見えている。
しかし、この生活は疲れるよ。
開き直ればいいのかも知れないが、なかなかそういうわけにもいかない。
不安定な崖っぷちを歩いてこそ光るとは昔から言われていること。
とはいえ、たまには肩の荷を下ろしたいよ。
充実した日々を送りたいよ。
もう四十代なんだから、そろそろ実績みたいなものを積んでもおかしくないだろうに。
実りの果実を味わいたいよ。
メソメソしてきた。
弱り切っている私の心を支えるのはやはりロックしかない。
そう思ってミッシェルガンエレファントを聴いている。
やっぱり私にはチバさんしかいない。
酒の代わりにコラーゲン入りのサプリメントドリンクなどを飲んでいる。
夜打ち合わせを控えているからだ。
それがなければ昼間からかっ喰らうところだった。
たまには十時間くらい寝てみたいものだ。
しかし、寝たくらいでは心の疲れは取れない。
何もしないでミッシェルガンエレファントのライブ映像でも観ながら酒が飲みたい。
あぁ、酒が飲みたい、酒が飲みたい、酒が飲みたい。
何故かって、落ち着かないからだ。
落ち着かないのは明確な理由がある。
右を向いても左を向いても一人だからだ。
誰かが帰ってくるようなら、こんなにソワソワしないだろう。
幸か不幸か、私は一度結婚を経験している。
身も心も満たされることはなかったが、或る種の安定感みたいなものの感触はあった。
必ず帰ってくる人と、週末になれば朝から晩まで一緒にいることができた。
どこかの誰かは、蓮さんは一人が似合うなどと抜かしていたが、そんなことあるはずもないだろう。
誰かの隣で笑っているのが似合うに決まっている。
ところが、笑っていられるのは彼のお陰などと周りから言われるようになると、途端に離れたくなってしまう。
かといって、一人になると居ても立ってもいられず、メソメソしながら酒をチビチビ煙草をぷかぷか。
誰かのお陰で存在していられるなんて私には耐えられない。
つまり、黒子に徹してくれるような人が必要なのだ。
これってワガママ?
いやいや、あくまでも私は蓮ワールドの代表であって、孤高のポジションは誰にも譲らない。
最近『運』の話をされることが多いが、運に見放されるのもある意味ロックだと思うのは私だけ?
多くの人のハートを鷲掴みにするのは成功者の雄叫びではなく、敗者の涙のような気がしてならない。
こうなったら私はとことん哀しみについて書くぞ。
何故生きるのかって、一度でいいから人生を共に歩めるパートナーに出会いたいからである。
何故書くのかって、生きている意味を探りたいからだ。
そして、死んでも生き続けるために残したいからだ。
明日死ぬとわかっていたら、それに相応しいことを書いてやる。
世の中に挑戦状を叩きつける裏の顔は、いつも心が泣いている。
結局はただ愛されたいだけ。
愛を求めるがゆえ、ちっぽけな私は最大限の愛情を振りまく。
太陽のような圧倒的な愛情に恵まれないのは、私が実は太陽だからかも知れない。
皆を照らせる人は孤独なのだと云うのがこの世のルールみたいなもの。
まぁ、幾つになっても自分に与えられた使命なんてものは受け入れがたいもの。
私などは、ただ愛されたいだけなのである。
それだけはわかっていること。