nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

あくびと溜め息

いや〜、バタくそに疲れた。

あくびばかりしている気がするが、溜め息はついていない。

今月は長くなりそうだ。

グラグラしている会社の中で働くということはこういうことなんだな。

とにかくいる間は、数字のことだけ考えているしかなかろう。

雇われ先の社長も、数字に一喜一憂するタイプに見える。

私には社長というものがどういうものなのか、未知の世界ではあるが。

腹減りすぎてよっぽどどこかに立ち寄ろうかと思ったが、冷蔵庫の中には食材宅配サービスから取り寄せたものが入っていると言い聞かせた。

ぐーぐー腹を鳴らしながら、やっとの思いで帰宅。

何ヶ月か振りにフライパンを使った。

ひと手間加えるだけでこんなに美味しいんだと実感。

からして安くはないが、満足度は高かった。

とはいえ、とにかく疲れているので早く寝ることを心掛けたい。

 

 

なんだか、生きることの意味がよくわからなくなっている。

最近、自分という存在を否定されることが多かったからだ。

頑なに守ってきた自尊心も、ガタガタと音を立てるように崩れ落ちた。

こういう時自分を信じるということが如何に難しいか。

 

「どうせ私なんて…」

 

この言葉が心の中で連呼する。

何をやってもダメ。

一体何のために四十三年間生きてきたのだろうか。

振り返ってみると、とにかく目の前にあることを一生懸命やった。

その自負は確実にある。

しかし、私には『実績』というものがない。

ロックンロールとは何かイマイチわからないが、私の人生は『ロックンローラー』そのものだと言える。

坂道を転げ落ちるかのような時もあれば、うなぎのぼりで急上昇することもある。

コールセンターの仕事はまさにそれ。

入社し立ては急上昇したが、今は急降下している。

山頂でリュックを下ろして一服する暇もないほどに。

 

 

「蓮さんみたいに真面目な人はコールセンターの営業は向かないよ」

 

そう言われることがある。

私もそれについて同感である。

じゃあ何がやりたいんだ?と訊かれると、全くわからない。

ホステスも本来向いていないような気がする。

何故なら、お客に惚れてしまうからだ。

お客は夢を追いかけて金を使っているそうだ。

私はその夢に気付くと、叶えてあげなきゃと思うのである。

つまり、商売にならないのだ。

だったら最初から商品がある接客の方がいい。

対面販売がやりたいのだが、もう年齢的にもキツイかも知れない。

店頭販売も数字の世界なのかなぁ。

私の経験では、店頭販売はお客様アンケートというものがあり、私は断トツナンバーワンを飾ったこともある。

その店の『看板』になることだ。

それは魚屋でもそうだったし、ドコモショップでもそうだった。

目に付くものって何だろう。

私を導いてくれるものって何だろう。

行きつく先がホステスだったら笑えるけどね。

北千住辺りの熟女クラブに落ち着いて、何年もそこにいたら本当に笑える。

 

 

溜め息はつかないと心に決めても、やはり抑えきれないものがある。

仕事から自宅に帰ってきて、角ハイボールを飲みながらパソコンに向かっていると、敵は時計だ。

寝る時間まであと十五分、あと十分、あと五分と言いながらこれを書いている。

流石に二十三時までには書き終わらないと、翌日が辛い。

時計に目を遣り、時間がないとやはり溜め息が出る。

あくびして溜め息ついて、最近笑っていないな~などと思う。

そして後悔するのは飲み残した酒。

ハイボールは三百五缶にしておけば良かったのに、欲張って五百缶を買ってしまう。

これが飲兵衛の底意地汚いところなのか?

飲み干していないことを悔やんでいないで、さっさと寝ろよ!