nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

相手の心理を知ろ!

疲れ切った身体と神経を癒すために濃いめの角ハイボールを一杯引っ掛けて電車に飛び乗った。

週末ということも会って、電車は空いていた。

ノルマは何とかギリギリ達成できて、胸を撫で下ろしているものの、もう翌日のことしか頭にない。

ロスタートってものは達成感に酔っている暇など無いのだ。

日曜日は仕事終わってから会社で試食会!

今まで誰も誘ってくれなかったとか酷くない?

もう何ヶ月も経つのに、誰とも飲んだことがないなんて。

約半年も経つと云うのに、薄情だよなぁ。

私って誘いにくいのだろうか?

それとも皆、遠慮しているのだろうか?

つれないよな~。

本当は皆も私と一度は飲んでみたかったクセに。

この根性なしどもが。

 

 

会社では話せないことをここに書かせてもらおう。

私が一番自慢したいことについてだ。

それはその辺の人に比べたら圧倒的に『お客さん経験』が豊富だということだ。

私はまず、自分で売る商材は必ず自分で買ってみる。

自分でネットなり電話なり店頭なりで客になってみる。

そしてお客さんの気持ちになって商売をしている。

それが私の一番の強みである。

当たり前だと思われるかも知れないが、多くの人はそこまでしてお客さんの気持ちを知ろうとはしないのさ。

 

 

先日こんなことがあった。

化粧品の配達日時を変更したくて、カスタマーセンターに電話した。

するとオペレーターが、とっておきの商品とやらを薦めてきた。

私も化粧品販売をしていた身で、どうしようかすこぶる悩んだ。

しかし『今だけ』『あなただけに』などのキーワードに負けてしまった。

私はまんまと買わされるだけではなく、短い通話時間の中で、そのオペレーターから接客技術を盗むことにした。

どうやったら、私のようなカモを見事に落とせるのかって。

確かに素晴らしい商品をただ説明しただけかも知れない。

しかし、私もコールセンターで働く端くれ。

商品説明だけでは足りないことくらいわかる。

一番大切なのは、アナタのニキビを良くしてあげたいと願う熱意だと思った。

この商品を買って欲しいのではなく、アナタのニキビが治って欲しいと願っている。

これ、めちゃくちゃ重要なところ。

お客様のなりたい姿を想像し、願望を満たそうとしてくれていたのだ。

それが私に伝わったから、私はトークに折れ、購入したのだ。

つまり、海産物を売る時も、ただ売るのではなくお客さんの願望を満たせるようにならなくてはと思っている。

 

 

またこれも会社ではベラベラ言いたくないからここに書かせて頂くが、私はそこそこの接客経験もある。

ホステスだけではなく、魚屋、競艇場ドコモショップ、介護、コールセンター、無敵でしょう?

何が言いたいかって、いつか若僧に文句を垂れるのではなく、指導する立場になりたいって話。

今いる管理者達より私の方がずっと適任のような気がしている。

そこまで昇りつめるのは時間の問題のような気がするけど、そこから落ちるのも時間の問題。

私としては前にも書いたが、やはりいずれは物書きになりたいよ。

 

 

余談だが、ゴキブリからめちゃくちゃ腹立つことを言われた。

 

「橋岡さんって松田聖子の世代ですか?」

 

は?ふざけんな!

私を幾つだと思ってんじゃ、ボケ!!

 

「いや、それって私よりかなり上の世代なんだけど」

「え?そしたら橋岡さんの世代って誰ですかね?」

「アユか安室奈美恵だね」

「へぇ~、九十年代後半ですか…」

 

コイツ、何が言いたいんだ?

松田聖子は、私の元旦那の世代、つまり、五十代後半だ。

ゴキブリは天然なのか、馬鹿なのか、私がかなりの歳に見えるのか。

軽く心が痛んだのだが、ムキになったらもっとみっともないので黙って会社を後にした。

あ~、腹立つわぁ~。

全く、相手の心理を知ろよ!