nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

乗り越えた日々

なんてこったい!

先日、半年前から通っている婦人科へ行った。

ニキビが治らないから薬を変えてもらいたかったのだ。

テキトーな医師はこう言った。

 

「この薬で治らないなら皮膚科へ行きなさい」

「いやいや、五年間皮膚科に通って治らないから婦人科を訪ねているのです」

「うむ、私はお産専門なので、婦人科のことはよくわからないのだよ…」

「は?だったら婦人科の看板出すなよ!!!」

 

仕方がないから電車に乗って別の婦人科を訪ねた。

予約制とのことで夕方まで待たされたが、行って正解だった。

ヤブ医者のところでは何の検査も無しに薬を処方されていたが、次に行った病院では、一から検査してくれた。

まぁ、子宮筋腫が見つかったものの、それより何よりヤブ医者に処方されていた薬には抑うつ症状があるとのこと。

そもそもホルモン剤抑うつ症状が出やすいとのことだ。

だとしたら、私って、慣れない仕事と通勤と共に抑うつ症状と闘っていたのか。

か~ッ!!!!!!

泣けてくる。

めちゃくちゃ頑張ったってことじゃない。

そうそう、私が処方されていたものは男性ホルモンが多く含まれるものである。

だからニキビが止まらなかったんだな。

つまり逆効果だったってわけだ。

私ももっと早く気付けば良かったのだが、医者を信じていた。

ところがこの世にはヤブ医者が確実にいるとわかった。

私が欲しかったのは女性ホルモンと漢方薬である。

新しい病院では、ちゃんと診察してもらった上で望みのものを処方してくれた。

しつこいけれども、泣けてくる。

私って、どんだけ頑張ったんだよ。

抑うつ症状がある中での慣れない仕事やプレッシャーなど、よく乗り越えたもんだ。

抑うつ症状に効く薬を出してもらった途端、治った。

あのね、人間に戻った気がしたよ。

本来の人間はこうあるべきだったんだと思った。

説明しきれないが、疲労が尋常じゃなかった。

私、もうこの先長いことないか、寝たきりになると本気で思っていた。

あまりにも疲れているものだから、謂わば絶望だった。

人間はここまで疲れては何もできないし、いつまでも続かないと。

しかし、医師を変えたことで激変したのだ。

かといってテンションが上がっているわけでもない。

心地良い疲労感。

人間はこうあるべきなのだよ。

だただこの半年間、真逆の効果がある薬に耐え激務を乗り越えた自分を褒め称えたい。

えい、誰が褒めてくれるわけでもない自分しかいない。

もうね、涙が出そうである。

よく頑張った。

これからは、ヤブ医者ではなく真っ当な医者と共に治療をすればいい。

もう、安心していい。

 

 

そう考えると、精神科医って何をやっていたんだろう。

当然のように疑問が湧いてくる。

私が何を訴えようがスタンダードな薬しか処方してくれなかった。

それには根拠があってのことかも知れないが、まるで見て見ぬふりをしているみたいだ。

それとも私の訴えが甘かったのだろうか。

ただ、私としては結果オーライでもある。

まさか婦人科へ行って悩みの一つも二つも解決するとは思っていなかった。

はぁ、疲れているが、バタクソではない。

なんとも表現しがたい尋常じゃない疲労とはおさらばで来たみたいだ。

これなら仕事も続けられそうだ。

先日どえらいミスをしてしまい、撃沈していたところだ。

ついこないだまでの私だったら立ち直れなかったはずだ。

ところが正面から受け止め、反省することができた。

社長に会ったらどんな顔をすればいいのだろうか。

どんな顔をされようが大丈夫。

身体が楽になった今、辛かった日々を乗り越えたことは自信に繋がり益々無敵になる。

しつこいようだが、抑うつ状態で激務を乗り越えたなんて泣けてくる。

繰り返すが、私、よく頑張った。

次のステージへ進め。