nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

限界値への挑戦

あらゆることに腹を立ててしまう日ってある。

ご機嫌斜めな私は当たり散らす訳でもなく、一人でイライラを隠し持っていた感じである。

仕事中は体力が追いつかず、栄養ドリンクを二本、QPコーワゴールドを飲んで何とか凌いだ。

もしかしたら副作用でイライラしているのかも。

酒でも飲みたい気分だが、体調悪化しそうで躊躇っている。

なんだかヤバい薬でも常用しているみたいだ。

もはや栄養ドリンクがないと働けなくなっている。

一時的な回復はあるものの、長時間は持続しない。

私ってこの調子で続けられるのだろうか?

それとも何となく夏を乗り越えて、この忙しさが当たり前になって行くのだろうか?

 

 

数字も上がらなかったが、気づけばお盆休み。

上がるわけがない。

ところがゴキブリは結構上げてたなぁ。

いつも調子の良いタメ口ちゃんは不調だったみたいだ。

鼻のあなを膨らませて怒っていたが、私の知ったこっちゃない。

ウチの会社も休みにすればいいのにと思うが、仕方ない。

お盆休みなんて毎年暇で暇で仕方なかった。

墓参りすることもなく、実家に帰ることもなく、遊ぶ人もおらず、金もなかった。

かといってバイトとかする気にもならず、家で腐っていた記憶しかない。

私のお盆はそんな感じ。

お盆も過ぎれば、夏も終わり。

長かったようで、短かった。

秋に入ればきっと体調も良くなるだろう。

私って踏まれても踏まれても這い上がる雑草魂だから、この夏にバタクソ踏みつけられても復活するのである。

 

 

考えてみれば、私は自分の限界値がわからない。

無茶しているのかどうかもわからない。

疲れたと言いながらも休むことなく会社へ行けているのは限界ではない証拠なのだろうか?

数字さえ上がれば元気になるのだろうか?

いや、決してそうではなかろう。

コールセンターがどうの、ノルマがどうの、プレッシャーがどうのではないと思う。

勿論、暑さのせいでもないだろう。

今までの私だったらロックを聴いて、酒飲んで、ネオン街を徘徊して、パーッと買い物して、それで十分ストレス発散できた。

ところが今は、ロックが耳にうるさく感じることもある。

酒を飲んでも疲労が増すだけで、徘徊の元気は残っていない。

表情までもが疲れ切っているので参る。

もう限界なのか?

いやいや、くたばることを許さない自分がいる。

きっかけ無くして退散するだなんてあり得ん話。

じゃあきっかけって何ぞや?

それが見つかれば苦労しないのだが。

 

 

人間は自分の限界値を自分で設定できる人とそうじゃない人に別れる。

私の場合、人に対する沸点が高いのか低いのかもわからない。

この人は私に対して失礼だと思ったらプチンと切れるくせに、散々馬鹿にされていても私本人が気づかない場合、いつまでもその人に尽くしていたりする。

自分への沸点は極めて高いかも知れない。

どんなことがあろうとも、いやいやまだまだ、これでもかこれでもかという壁を乗り越えてゆく。

そうかと思いきや、たった一言で心が折れて情熱を失うことがある。

その後は案外ケロッとしていて、一体今までは何だったんだ?と周囲を驚かせることがある。

書くことに関しても、やめようと思ったことは何度かある。

それでもやめなかったのは、やめたら寂しくなる自分を知っているからだ。

限界を目指してストイックに生きても、限界とはそうそう簡単に辿り着けるものではない。

限界値は見えないからこそ情熱を注げるのであって、見えたらそれは限界ではないのである。

海産物販売をやめないのは、まだ未知なる挑戦だからだろう。

身体が悲鳴を上げているのに続けるのは、途中経過だと信じているからだ。

果たして限界値に挑む私は何者なのだろうか?

キミはアスリートではないと、誰か救ってくれないのだろうか?