nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

ハートを掴みたいだけ

社員旅行から帰ってきて、不動産屋へ行ってきた。

迷いに迷ったが、物件を決めてきた。

結局、北赤羽にした。

家賃が安かったのが一番の理由。

古い物件だが、リノベーションしてあって、私ごときが住むには丁度いい間取りとアンティークさだと思って即決した。

夜遅い時間の内見だったが、直感が働いた。

ここなら元ホストも気兼ねなく暮らせるだろうと。

確かに古いが、私は好みだった。

元ホストにも見てもらいたかったが、二日の日は、一緒に契約してくる。

ま、私が頭金を出すのだから文句は言わないだろう。

なんでこんな古い物件にしたんだ?と訊かれたら、私達にお似合いだから、とでも答えよう。

一日に泊まりにくるので、それまでにパジャマを買おうと思っている。

GUでスエットを買おうと思ったら、高かった。

だから、高かったと言ったら、こう言われた。

 

「俺のパジャマはGUで十分だよ!」

 

だからそれが高いと思ったのだが。

仕方ないから、次の休みにGUへ行って、スエット買ってくる。

 

 

旅行は楽しかったが、始終緊張していた。

かえってそれがテンションの上がらない結果となった。

口数少なく、酒も大して飲めず、早々と寝てしまった。

皆は午前二時過ぎまで飲んでいたようだ。

私は0時前には布団の中だった。

頭痛でなかなか寝れなかった。

朝起きても激しい頭痛で、社長から痛み止めをもらった。

しかし、全く効かなかった。

車内は、皆が疲れた様子で、ぐったりと寝ていた。

私だけが目がパチクリ。

頭は痛いが、皆より寝たので元気。

でも話す人がいなくて、黙々とスマホを見ていた。

そんな私を気遣ってか、サービスエリアで休憩している時、元ホストが私を誘い、焼き鳥を奢ってくれた。

二人でそこら中ノンアルコールビールを探したがなかった。

ムキになって、それでも探した。

でもやっぱりなかった。

すると、元ホストが水のペットボトルを買ってくれた。

 

 

不動産屋へ着いて来れなかったことについては、謝っていた。

相当疲れていたようだ。

あぁ、また仕事が始まるよ。

なかなか安定しないこの心。

それに左右されるわけではないのだが、ここ最近伸び悩んでいる。

気づいたことがあって、元ホストは仕事の話をあまりしない。

私と仕事の話はしたくないのか、それとも可哀想だと思っているのか。

私はたまには思いっきり仕事の話をしたいのだが、気を遣っているのだろう。

 

 

諸々と、必要なものが閃く。

枕、枕がないじゃない。

一日は給料日後だから、元ホストに自分の枕を買わせよう。

あとは、追々だ。

 

 

私ってこう見えて大人しいタイプ。

あまりぺちゃくちゃ喋るタイプではない。

だから、つまらなさそうに見える人もいるかも知れない。

ただ、オーバーリアクションができないし、クスクスと笑うので、物足りない人もいるだろう。

ガハハ!と笑うことは決してない。

何となくだが、私がその場にいると安らぎと緊張感の両方を与えているように感じる。

考えすぎかも知れないが、コミュニケーションを学んできた私が想うことは、理想には近づいていないということだ。

もっともっと私はコミュニケーションの達人になりたいと願う。

それは一体何のため?

恐らく社会に受け入れてもらうためだろう。

今の私じゃ受け入れてもらえないのか?

そんなことないよって誰かから言われるのを待つのではなく、自己で肯定したい。

強気に、私だからこそ受け入れられるのよって思いたい。

私の中にある謙遜とは、自信のなさの表れである。

それはプラスにもマイナスにも作用される。

究極なことを言えば、単純にキラキラと輝きたいのだろう。

もっと言うならば、好きな人のハートを掴みたい。

ただそれだけかも知れない。

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