nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

私は私が好き

本日の売り上げ85000円!

なんとかノルマは達成したものの、一件単価が高かったので、件数は伸びずじまい。

それでも再販獲得二件だった。

二件取れた喜びはあるが、先輩からは、もう長くやっているんだから、俺レベルには来てもらわないとと言われた。

俺レベルとはどういったものか。

先輩は元役者。

電話営業でその力は炸裂している。

一人三役を平気でこなす。

時には一人十役をこなす。

そういった意味で、凄いなと尊敬している。

一回り歳下だけども。

私の事務作業はほぼ全て先輩から教わっている。

だから感謝しているのだ。

今日、帰り際、元ホストとLINEしてたら先輩から呼ばれた。

たぶんバレただろう。

でも、何も言われなかった。

 

 

 

元ホストは休みだった。

先日の、『ゴミで金づる』事件があり、さすがに元ホスト本人に訊いたよ!

そしたらこう言っていた。

 


「俺が社長に合わせて話していたのを蓮ちゃんはわからなかったんだ」

「いや、わかってたよ」

「俺はただ単に臆病なだけだよ。金貸した女に裏切られて、男作って逃げた女もいたから。時間がかかるだけだよ」

「私は過去の人はいい思い出しかない。それに裏切られたことが一度もない。だから感謝できる」

「それはいいことだね。俺は嫌な思い出しか残ってない。いい思い出なんて一つもない」

 


それって辛くね?

私なんてマジでいい思い出しか残っていない。

これも処世術かってくらい。

十八日は元旦那の誕生日。

今頃、新しい女でもできて、上手くやっていればいいけど、たぶん一人でいるだろうと思ったら悲しくなった。

誰かに、聴いて欲しかった。

今日ね、元旦那の誕生日なんだけど、何となく寂しくなったよって。

私が会社の人にそれを話して、それを人伝えで元ホストが聞いたら嫌な気分になるだろう。

だから、誰にも言わなかった。

 

 

 

元ホストには、さらに訊いてみた。

 


「私はどうすればいい?」

「蓮ちゃんはそのままでいいよ」

「あと何年も待つの?」

「それはないよ、俺が臆病なだけ」

 


元ホストはごめんねとは言わなかったが、何となく、私は元ホストを責めているようで辛くなった。

どうすれば楽にさせてあげられるのかと考えた。

でも答えは、勇気だして私を受け入れるしかないと思った。

結局、私は待つことにした。

そしてこう言った。

 


「私は虐待されたり裏切られたりしてきたけど、忘れちゃったんだよね。それでも尚、誰かを信じるパワーが残っている自分が好き」

 


こういう言葉も、元ホストを苦しめているのかなぁ。

だとしたらごめんなさい。

でも、私は私が好きで、私は私を信じている。

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