nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

優しい男

またもや107,000!

元ホストは休みだったのだが、連絡が来て、二人で飲みに行ってきた。

案の定スロットで負けたようで、元気がなかった。

酒が入ると珍しく、ひたすら仕事の話をしていた。

いつかは辞めて、違う会社へ行きたいとのことだった。

その時は、蓮ちゃんの席を用意しておくと言っていた。

私を置いては行かないみたいだ。

それを聞いてやはり嬉しかった。

元ホストは社長へたいする不満が積もり積もっているようだった。

責任者手当てももらっていないそうだ。

それって酷いことだと思う。

これだけ責任者として働いて、手当てがないなんて。

哀れに思ってしまった。

私ならとっくにブチ切れているかも知れない。

ところが、元ホストは一度も社長に口答えをしたことがないそうだ。

かえってそれが、武器になるとのこと。

本気で辞めようとした時、社長は絶対に勝てないと言っていた。

元ホストは会社の危機的状況を何度も救ってきた。

しかし、社長はそれを金では返さなかった。

それに対しても多大なる不満があるとのこと。

腹を割ってくれて嬉しかった。

来週入れ墨を入れに行く時は私を連れて行ってくれるそうだ。

私はそれが何より嬉しい。

だとしたら、前の日は、我が家に泊まりでもんじゃ焼きを食べに行くのだろう。

ただ、私と付き合うタイミングも今ではないと思っているだろう。

でも、ちゃんと考えているみたいだ。

人生を変えることになるのは間違いないから、慎重にしてもらって構わない。

 

 

 

今日は休みで先程起きた。

座椅子が届くようになっている。

この座椅子は元ホスト専用である。

黒のレザーがいいと言われたので、その通りのものを買った。

今月は私は元ホストとスロットへ行っていない。

だから負けない代わりに、勝つこともない。

日々節約してなんとか今月を乗り切ろうと思っている。

 

 

 

元ホストの運命がなんとなくわかってきた。

金があるかないか、それに尽きるようだ。

私は少しずつ仕事の基礎が身について、スクリプトがなくても売れるようになってきた。

昨日は元ホストが休みだったので、先輩と私の二人だった。

朝から大型受注を決めたので、後半はのんびりと仕事することができた。

ドンキホーテに行くからと言って先輩と別れ、元ホストが待つ居酒屋へ言ったのだ。

一応先輩にもバレたくないからなぁ。

私はいいけど、元ホストが嫌がるだろう。

 

 

 

これから元ホストと人生を共に歩んでいくことになるというのが見えてきた。

俺は蓮ちゃんがいなけりゃ生きていけないと、仕切りに言っていた。

心の友が亡くなったとは話したが、それについて何も言ってこなかった。

しかし、それを気にして飲みに誘ってくれたことはわかる。

優しくて頼もしい男であることには変わりない。

さて、すき家で牛丼でも食べてくるかな。

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