てか、ヤバい!
私の時代、遂に到来!
133400円!!!!!!!!!
自己ベスト更新!
周りも驚く成長ぶり!
私はただひたすら、元ホストと先輩からのアドバイスに忠実になっているだけだ。
それで結果を出せるなんて、やっぱりあの二人は凄い。
それだけじゃなくて、私の心が素直だから、疑うこともなく信じて実行に移せるのである。
この三人組、やはり最強かも知れない。
私は自分を信じて突っ走る。
月末までぶっちぎる。
そう、自分の今までの汗と涙を信じる。
数字が伸びなくて苦しんだ日々があったからこそ今がある。
調子に乗ることはないけれど、もはや謙遜もしない。
実は元ホストは休みでバイトへ行っていた。
それなのに、仕事中私に連絡が来た。
何かと思えば、パチンコ屋に応援に来て欲しいというのだ。
行かないわけはない。
私が断らないのを元ホストは知っている。
仕事を終えて、パソコン屋に駆けつけたら、喫煙所でタバコをふかして待っていた。
負けた、とのことだった。
私は怒りもせず、リベンジに付き合った。
すると、二人してまた負けて、仕方がないからラーメン屋で生ビールを飲み、ラーメンを食べて帰ってきた。
元ホストはふて寝すると言っていた。
私は真夜中だが洗濯機を回している間にこれを書いている。
元ホストはギフト券を使って電気屋でパソコンケースを買うと言っていたのに、バイトが終わってパチンコ屋に直行したみたいだ。
言い訳としては、酒を飲んでいたそうだ。
やれやれ、私が駆けつけたことについては申し訳ないと思っているみたいで、仕切りに謝っていた。
ただ、私の考えはこうだ。
金は天下の回りもの。
私は今日は九人のお客さんに海産物を売った。
スロットまで勝ったら、世の中おかしくない?
それにしても、全く興味のないスロットなどやりながら考えることがある。
私も元ホストも金に執着がなさすぎるのだと。
快楽主義とはまさにこれを指すのか?
確かに私は快楽を追求して生きてきた。
しかしその先にあるものは、きっと普遍的な愛なのだ。
家族の愛に飢えて、血の繋がりを信じていない私は、ずっと一緒にいられる人を探し求めている。
元ホストと一緒にいると、自分が楽なんだとわかった。
何度も言うが、母性と少女性と不良性が満たされるのである。
無邪気な私でありながら、ヨシヨシと慰めて包み込む母でもいられる。
そしてこの大きな心は、元ホストの不良性を許せるのである。
私はこう見えて負けず嫌いな完璧主義者。
欠点はチャームポイントに変える。
それができちゃう完璧主義者。
できる女は可愛くないと言いながら、私、数字上げてんじゃん!
社長と話したけど、ゆくゆくは、教育係にしたいそうだ。
私は海産物販売を極めたいから、海産物販売からは抜けたくないと社長に言った。
これから女を入れたら、私に教育させるそうだ。
やり甲斐ウェルカム!
隣人に負けることなど大したことではない。
誰とも張り合わないし、マウントも取らない。
元ホストを超えてなんぼ。
ただ、私が成長すればするほど、蓮ちゃんには手を出しづらいなどと言われるのか?
願わくば、仕事も恋も充実させたい。
ただやはり、元ホストは人目が気になるようだ。
噂されても大したことないのに。