ん〜、ノルマは達成したが、全然嬉しくない。
73,800円、それでも嬉しくないのは、新規獲得が多かったからだ。
再販はコツを掴めばなんとか行けそうなのだが、顧客を作れと言われている。
顧客、簡単に言うと、私からは買ってくれる専属のお客さんのことだ。
数多く存在する水産会社の中で、唯一、私から買ってくれる人を見つけろって話。
簡単なようで難しい。
でも、やらなくてはならない。
いそうでしょう?
私がしっかりしなきゃ、顧客にはなってくれはしない。
いい人に甘える訳にもいかない。
マジで、深刻なのである。
元ホストは、私にキツく当たるのが常である。
このままじゃ潰れるぞ、と、いつも言う。
再販取らなきゃ潰れるということだ。
そのくせ、仕事が終わると甘えてくる。
「蓮ちゃん、サングラス買って!」
GUCCIの長財布を買ってもらい、元ホストのためとはいえ、テレビの金も出してもらって断れない私。
「美容室行って金が余ったら買ってやる」
そう言ってしまった。
美容室は恐らく三万円くらいかかるだろう。
長年通っていた美容室へ行くのをやめ、近所の赤羽駅前の美容室へ行くことにした。
どんな美容室かわからないが、とにかく行ってみる。
元ホストのサングラス代が二万円くらいらしいから、五万円の出費。
ただ、テレビは六万円したし、GUCCIの長財布はもっとした。
だから私は元ホストが喜ぶならいいやということで、買ってやることにした。
いやいや、これって付き合っているカップルがやることだろう?
私達、付き合ってもいないのに、高額品のやり取りしていいのか?
まぁ、こんなレアな二人もいるってことだ。
今日はお互いに笑顔、会話、ゼロの日だった。
お互いに気を遣い合って、疲れた。
私がテンション低いと、元ホストもテンションが低い。
わかっているけど、テンションなんて上がらない。
潰れるぞって言われてテンション上がる人はいない。
てかさ、マイナス思考の指導ってどうなん?
潰れるぞ、とか、できなくなるぞ、とか、数字上がらなくなるぞ、とか。
こうすれば乗り切れるよ!
こうすれば顧客できるよ!
って、なんで言えないのかしら。
脅しでしかないやろ。
元ホストは教え方が上手いとは決して言えない。
不器用なことは、百も承知なのだが。
んで、明後日二十二日はお互い休みなので、刺青入れに行ってくる。
その前の日をどうするか、私ん家に泊まるのかどうするのか未定である。
こればっかりは、その日直前にならないとわからない。
ただ、刺青入れて、すぐにバイバイすることは気にするらしい。
申し訳ないと思うらしい。
結局、サングラスは刺青屋さんの帰りに買うと思う。
私はその足で、赤羽の病院へ行く。
だから元ホストとは、サングラス屋さんでバイバイだ。
そういうことを気にしてくれる辺り、まだ私のことを少しは考えてくれているのかなと思う。
明日、投稿がなかったら、元ホストが泊まりに来たんだと思ってくれ。