もち吉とは、私が飼っていた犬である。
愛しい愛犬だ。
その愛犬の顔を彫るって話。
どの写真にするかは決まった。
私が携帯電話の待ち受けにしているものである。
元ホストと相談して決めた。
再来月になると思うけど、また報告する。
私は一度だけ、隣の会社の社長の彼女と飲んだことがある。
だから付き合っていることは知っている。
しかし、どうやら、元ホストは知らないようだ。
全く、元ホストと隣の会社の社長は本当に仲良しならお互いの恋バナをしてもいいと思うが。
私の話もあまりしていないかも知れないが、一緒に独立して、一緒に暮らすことは話したらしい。
ただ、たまに泊りに行っていることなどは話していないのだろう。
段階を踏んで、その都度話す。
元ホストはそう言っていた。
なるほど、段階ねぇ〜、やはり段階なのか。
じゃあ次のステップは何なんだろう。
今年から来年にかけて、大きく変わるだろう。
私達を取り巻く環境が。
私には死んだら終わりという概念がない。
ゆえに、チバユウスケももち吉も、未だに『いない』という概念がない。
私はミッシェルガンエレファントを聴き、バースデーを聴き、もち吉の写真や動画を見ながら入れ墨のことを考えている。
私は生きているうちに何が残すのが夢だった。
そう思って幾つかの本を書いた。
代表的なものが『破壊から再生へ』であり『ロックンローラー』である。
しかし、これってもはや私のものではないんだな。
誰かの本棚に並び、今でも読んでくれている人がいて、語り継がれれば幸いだが。
多忙とインターネット接続が遅れたため、海外出版の準備も一時的に止まっている。
ただ、海外出版社との仲介役に立っているドイツ大学の教授からは明けましておめでとうございますとメールが来ていた。
翻訳者さんにもそろそろ連絡を取らなくてはと思っている。
最近はちょっと休みが多い。
その代わり月末は怒涛の六連勤である。
私にとっては魔の一月が終わりに向かっている。
社長はタイへ旅行へ行っている。
頑張らなくては。
私の予想だと、独立は秋頃になるような気がする。
『部屋の中』から『外』へ。
『友達』から『永遠のパートナー』へ。
ちょっとまだ時間が早いけど、無事にこれを書き終えたところだし、酒飲んで寝ようかな。