nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

一途とは

何とかしてギリギリノルマ達成してホッとしている。


元ホストは何やってんのかなぁ〜などと考えてはいたが、敢えてこちらから連絡しなかった。

たぶん寝ているだろうと思ったからだ。

元ホストが休みの日はあまり連絡しないようにしている。

私は仕事に集中しているのもある。

あとは、ちょっとした気配りでもある。

向こうは私からの連絡を待っているかも知れないが、来ないこともわかっているだろう。

ノルマ達成して、初めて安心して連絡することができる。

ノルマ達成できない者が抜け抜けと連絡したら、叱られそうだから。

そう、私達の世界では結果が全て、数字が全てだからだ。

数字を上げなければ人間扱いされないと、本気で思っている。

落ち込んで連絡するのも嫌だ。

だから今日は一安心である。

連絡が返ってこなかったら寝ているということ。

非常にわかりやすくできているのだ。

 

 

 

元ホストは、私が先輩に誘われて飲みに行っていないかと気にしているはずだ。

私も誘われないか冷や冷やしている。

そりゃ元ホストからしたら気分良くないだろう。

それに先輩のことを信用していないし、尚のことだ。

私としては一杯くらいなら付き合ってもいいのだが、元ホストに心配かけるのは嫌だ。

だから、元ホストが休みだからこそ直帰するのである。

社長の留守中に社員が気を引き締めるのと同じことかも知れない。

こうでもしないと信頼関係は築けない。

小難しい元ホストから信頼を得るとはそういうことだ。

 

 

 

本当は中華食堂で麻婆豆腐が食べたかった。

でもそれはいつでも食べられる。

昼休みに麻婆豆腐を食べに行くという手もある。

しかし、金欠の元ホストに背く気がして行けないのだ。

ましてや、私は密かに減量中。

誘われた時に思い切り食べられるように、普段は控えているというのもある。

私がここまで徹底的に元ホストに合わせているとは、誰も知らない。

社長が旅行中のため、明日辺り、昼ご飯を誘ってくれるかも知れない。

そんなことを期待して、夕飯を控えている。

私ってどんだけ健気なのだろう。

一途とはこういうことである。

 

 

 

最近私は哲学的なことや、格言を書かなくなった。

何故なら、恋の一つも実らせずに偉そうなことを言う権利がないと思っているからだ。

恋が実れば、語れることも増えるだろう。

しかし、今の私はまだまだ迷い子である。

暗闇の中、たった一人を信じて、且つ、自分を信じているだけだ。

かといってはっきりと実らなかったという事実があれば語れることもある。

実に中途半端な状況では、強気にはなれない。

視界が開け、確信が欲しいよ。

夜空が明けるような感覚を待ち侘びている。

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