nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

やはり傍にいたい

ん〜、ノルマに対して一歩及ばずの成績。

ただ、苦しい中戦った感覚はある。

社長に呼ばれ、社長と二人きりで『教育』についての話をした。

私は基本的に同僚にも部下にも優しい。

若い頃は上司には反発していたが、それも無くなった。

できない人目線で教えるので、部下は私に心を開きやすい。

社長は、元ホストの教え方に危機感を抱いているようだ。

私が潰れることではない。

会社が潰れることだ。

社長は危機感を抱いているから、相当気をつけているようだ。

元ホストは悪気はないが、あのやり方では、私でも辛いんだから。

 


「敬意があればあんな言い方にはならない」

 


私は元ホストを愛しているからこそ、社長にそう言った。

 


「その通りだ」

 


敬意がないから馬鹿にした口調が出てしまうのだ。

社長にとって、元ホストは何考えているのかわからないそうだ。

だから尚のこと、私を頼るのだろう。

 


「俺のことどう思っているのか未だにわからんな」

 


元ホストは社長のことを微塵も信用できないといつも言っている。

社長も馬鹿じゃないから、それくらい見抜くのだろう。

 

 

 

ふと、思い出したことがある。

私が海産物販売を始める前に、元ホストが私を呼び出したことがある。

 


「俺と一緒に海産物販売やろうよ!俺から社長に言ってあるから」

 


その日、隣の会社の社長が私をひやかして、こんなことを言った。

 


「あ〜ぁ、蓮さんデートに誘われるんじゃない?」

 


つまり、とっくのとうに元ホストって私のこと好きだったんだよな。

どうしても自分のテリトリーに置いておきたかったんだと思う。

その日のことを考えるとニタニタしてしまう。

不器用だよなぁ〜。

私が入社してから海産物販売やるまで四ヶ月間、色々悩んだんだろうなぁ。

そして仲良くなっても色々悩んでいるんだろう。

そんな元ホストが愛おしく、やはり、ずっと傍にいたいと思うのである。f:id:nakanakadekinai45:20240107090524j:image