nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

今は試練

連日飲みに行っていて書けなかった。

元ホストと先輩と三人で焼肉屋へ行き、愛の説教を食らった。

もっと自分に自信を持たなくちゃダメだと。

自信のなさが伝わっているから売れないのだと。

はて、私は自分に自信がないのだろうか。

そんなことはない。

どちらかといえば、私は絶対的に自分を信じている。

こんなはずじゃない、私はもっとやれる、そう信じている。

それは自信とは言わないのか?

自信って自分を信じることじゃないのか?

私ってすごい、という概念は確かに私にはない。

しかし、その概念は果たして必要なのだろうか?

その辺については社長とも話をした。

 

「俺には何故、橋岡が自分に自信がないのかはわからない」

 

そう言っていた。

社長曰く、とにかく練習量と突き詰めることが大切だとか。

それは私にもわかる。

遂に、家でトーク練習をする日が来るようだ。

家に仕事を持ち込むのは嫌だったのだが、そこまで求められているのならやるしかない。

 

 

次の休みは元ホストと入れ墨を入れに行ってくる。

楽しい時間を過ごすためには、いい成績を残さなければならないということだ。

そんなことをぶつくさ考えながらココスでパスタを食べ、ドラッグストアでシャンプーやトリートメント、メイク落としや洗顔フォームを買って帰宅した。

 

 

私は自分のトークが好きである。

私が客だったら、私みたいなお姉さんから買いたいと思ってしまう。

信頼できるからだ。

社長は言う。

私はまだ百パーセントの力を発揮していないと。

それは確かにそう思う。

だが、ある意味能天気な私は、これから百パーセントの力を発揮できるようになると思っている。

元ホストの主張は時に矛盾していると感じることがある。

蓮ちゃんは自分に自信を持てと言う割には、私をけなしたりするからだ。

潰れるぞ、そう連呼する背景には期待と心配と不安が入り混じっているのだろう。

 

 

やっとインターネットが繋がって、久々にパソコンの前に座ってこれを書いている。

音も出たので、YouTubeが聴くこともできている。

配線がぐちゃぐちゃで、これを見られたらまた元ホストから怒られることだろう。

ルーターが入っていた段ボールなどが散乱している。

誰も来ない部屋というものはこんなものである。

ミッシェルガンエレファントやラブサイケデリコを聴いている。

徐々に部屋が人並みにでき上っていくのと同じで、私のトークもじわじわと完成に向かうことだろう。

社長や元ホストや先輩には、今に見ていろよと言いたい。

ただ、皆、心配してくれているのはわかる。

勿論、期待もある。

皆が言うように、今は試練なのだろう。

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