なんだか鬱々とした気分のままお盆休みが終わったようだ。
どうせ気まずくなり、喧嘩になるだけだからと、母さんの話は敢えて避けた。
旦那がいない時に、母さんと相談するのがベストだろう。
鬱々していたが、リビングのノートパソコンで仕事をしていたら、少々気が晴れた。
何故なら集中していたからだ。
物語の中に入ることで、現実逃避できていたのだろう。
あぁ、時間が許すならいつまでも仕事をしていたいのに。
そういうわけにも行かない。
実は近々、人前でプレゼンテーションしなければならない機会がある。
このことを考えていると、また鬱々としてくるのだがやるしかない。
人前に出るのは大の苦手で、身体中が震え上がってしまうのだ。
今回私がプレゼンする内容はこれだ。
「体当たりの人生、完全燃焼!」
私の哲学や人生をそのまま語ればいいのだが、なんせ苦手なので自信が湧いてこない。
嫌々やるようなものだ。
しかし、多くの方が聴いてくれるそうだ。
私のことを知ってもらう絶好のチャンスでもある。
プレゼンテーションには型があるとのことで、テキストももらった。
読んでみたが、サッパリわからなかった。
一番大切なのは、伝えたい!という想いだそうだ。
先ずは資料を作成しようと思うのだが、資料と文章は違うらしい。
文章で三千文字書いてくれ!と言われた方が圧倒的に楽なのだが。
プレゼンは、人生に一度だけ、職業訓練校で行ったことがある。
その時のテーマはこう云うものだった。
「人間、誰もが芸能人!」
もう、十二年前の話だ。
その当時も、緊張して震える上、顔がひきつるのでマスクをしてステージに上がった。
聴衆は三十名くらいだったが、どえらい緊張したのを覚えている。
今回のテーマは「体当たりの人生、完全燃焼!」、先ずは緊張する前に資料を作成して練習することから始めようと思っている。
以前、頻繁に朗読ライブと云うものを行っていたのだが、それに匹敵するくらいの難易度だ。
ましてや、本番は資料を見ないでプレゼンしなければならないということ。
怖いよ~!!!
持ち時間は十五分~二十分。
マジで、マジで怖いんですけど。
文章となると、スラスラ書けても、「話す」となると硬直する私。
何一つ、喋れなくなってしまうヘタレ。
ちょっとここでまとめさせてもらおう!
「私の人生は体当たり、完全燃焼です。私の場合は、最終的に「書く」という使命に遭遇しました。それまではやりたいことが見つからず、目の前に差し出された仕事に全力投球してきました。そして仕事が身に付いた頃、また別の仕事に出会います。そのスパンが半年だったりすることもあれば、五年かかるものもありました。あらゆる転職を重ねて辿り着いたのは、「書く」という使命です。
どういうわけか、私は3Kと呼ばれる仕事ばかりでした。そして最低賃金の仕事がほとんどでした。厳しい労働とは、例えば札幌という北国での魚屋の仕事や、富山県での工場での現場仕事や、東京での警備会社の仕事でした。
魚屋で接客を通じて学んだことは、一円にもならないお客様を大切にするということです。何故なら、そういう姿は他のお客様に安心感を与えると思ったからです。
工場の仕事で学んだことは、マニュアルを一つでも怠るとミスに繋がるということです。これは現職のパン屋さんにも言えることです。
警備会社で学んだことは、忍耐です。雨だろうが酷暑だろうが、泣き言を言ってられないということです。
これといった経歴のない私ですが、労働に体当たりすることで多くを学んだ末「書く」という使命に出会いました。これからは「書く」ということで完全燃焼していきたいと思います」
てか、自分で書いていて全然面白くないんですけど!!!
ダメだこりゃ。
じっくり資料作成しなくちゃ!!!
やれやれ。