nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

戦闘モードに入る時

ブラックサバスの『パラノイド』というアルバムを聴きながらこれを書いている。

最近深夜までこれを書いていて寝不足という生活が続いていた。

戦闘モードに入りたくて、このアルバムを選んだ。

グラハムパーカーのアルバムで一枚まだ聴いていないものがあるのだが、とにかく書いてしまわないと。

バイトから帰ってきて、雑務に追われていたらあっという間に三時間過ぎて行った。

本も読みたいけれども、まず書く。

それにしても真っ昼間からブラックサバスを聴きながら文章書いている四十代女性は一体どれくらいいるのだろうか。

まぁ、好きな人は好きだからな。

 

 

私にとってはジムニーの中で鳴らす音楽として最適だった。

会社が自宅から遠方にあったので、毎日がドライブみたいなものだった。

勿論仕事しに行くのだから、戦闘モードに入らなければならない。

もしくはニールヤングの『ウェルド』かジミヘンライブだった。

当時、私は富山県滞在中に車が無いと生きて行けなかったためにスコットジムニーを買った。

約十年間は乗ったな。

今のja11ジムニーは二台目ということになる。

最近はドアーズの『モリソンホテル』ばかり聴いている。

私の車だが旦那ばかり運転しているので、あまり愛着がない。

いつかマイジムニーが欲しいくらいだ。

旦那も音楽は好きだが、微妙に私とは趣味が合わない。

『モリソンホテル』よりは圧倒的に『ファースト』が好きなのだが、あの良さが旦那にはわからないらしい。

頭脳警察PANTA&HALの良さもわかってくれないので、阿呆みたいに延々と『モリソンホテル』を鳴らして走っている。

もはや、旦那の車。

私はペーパードライバーに近い。

結婚して三年間も運転していないと、運転するのが怖いくらいだ。

スコットジムニー時代は、あんなに日本中を走ったのに。

田舎者のクセに首都高も大丈夫だった。

 

 

何でもそうだが、やらないとやり方を忘れる。

あんなにピアノを弾いていた私が、今は楽譜の読み方を忘れてしまった。

復活させるにはピアノ教室へ通わなければならない。

勿論、そんな時間も金もない。

だけど、悔しいと云うか勿体無いと云うか。

あれほどのエネルギーをピアノや運転に注いできたのに、何もできない人になってしまった。

坂本龍一の『戦場のメリークリスマス』を弾こうとした時に、楽譜が全く読めなかったので心が折れてしまった。

エリックサティの『グノシエンヌ』も得意だったのだが、きっと弾けないだろう。

 

 

運転をしなくなった理由は、助手席に旦那を乗せているとうるさくて仕方がないからだ。

信号待ちしている時にサイドブレーキを引かれて、私は二度とコイツを助手席に乗せないと誓った。

珍しくぶち切れてしまったのだ。

かといって一人で運転することが怖くなってしまったので、乗らなくなった。

私といえば、ジムニーとピアノだったんだけどなぁ。

名義だけが私のまま、だけど私の車ではない。

 

 

何事もやるかやらないか。

運転レクチャーしてくれる優しい人がいればいいのに。

本当は私もジムニーで遊びに行きたい。

関東県内なら、ジムニーで行きたいよなぁ。

結婚して、大きなものを得たけど失ったものも多々あるって話。

金銭面のことだけではない。

誰かと一緒に生活していることで知らず知らずのうちに相手を頼って自分ではやらなくなることってある。

旦那が洗濯や料理をしなくなったのと同じで。

 

 

ブラックサバスを聴いていると、ジムニーで雪道を走っていた頃が懐かしくなってダラダラと書いてしまった。

きっと文章も毎日書いているからこの程度の文章なら書けるだけであって、書かなくなったら本当に書けないのだろうな。

そう云えば、日記すら書けなくなって毎日ポエムを書いていたことがあった。

まるでスランプのようだったが、頭の中がクリエイティブだったような気もする。

 

 

10月21日(木)20時半~

インスタライブ配信

『蓮’sBar』