雨の日に自分の部屋に籠って、ニールヤングを聴きながらこれを書いている。
『スリープウィズエンジェル』というアルバムだ。
車をぶつけた事件以来、旦那との関係がぎくしゃくしている。
面倒臭いから自室にノートパソコンを持ち込んで落ち着いて書こうと思っている。
といっても、何だか物足りなくなってPANTA&HALの『1980X』に変えた。
この安堵感は一体何なんだろう。
いつまでもこの時間が続けばいいのに。
あと数時間、こうしていよう。
パン屋がピアス禁止だったので、四ヶ月間ピアスを外していたら穴がふさがりそうになっていた。
それを無理矢理こじ開けるようにピアスを入れた。
私は金属アレルギーなので、わざわざ美容外科へ行って穴を開けた。
せっかくいい感じで開いてくれたので、どうしてもふさぎたくない。
しかし、お惣菜コーナーへ行ったらまたピアス禁止と言われるだろう。
そんな下らないことが理由で、惣菜コーナーには行きたくないなどと考えている今日この頃だ。
まぁ、そんなことも言っていられない。
無職で好きなことをしていられるほど、裕福でもない。
今手掛けている作品『自分史』が十二月に発売される。
それが終わったら、本格的に私の新作に取り組む予定。
そんなことをしながらも、やはり働いていないと云うことに危機感を覚えるのは、世間体か?
収入か?
いやいや、世間体を考えるタイプではない。
やはり収入である。
バイト代って、時間を捧げる分、馬鹿にならないのよね。
この二週間の予定は、概ね決まっている。
まずは、眼科へ行って「プリズム」の検査をしなければならない。
プリズムと言っても、わかる方とわからない方がいると思う。
簡単に言えば、ものが二重に見えるということだ。
原稿や本を読んでいる時など、非常に困るのだ。
原因はわからない。
三十五歳の時に異変に気付き、三十六歳で眼科を訪れ「プリズム」と診断された。
特殊な眼鏡を買い、それで誤魔化していたのだが悪化する一方。
今では、その眼鏡は何の役にも立っていない。
朝一で草加市立病院の眼科へ行き、検査の末紹介状をもらって大学病院へ行く。
そこで手術が必要かどうか判断されるという流れだ。
保険が下りるなら手術してもいいのだが、ちょっとビビっているというのも正直なところ。
日々仕事や日常に追われ、なかなか眼科へ行けなかった。
この休みを利用して行かない手はない。
無事に治ればいいのだが。
視力もかなり落ちていることだろう。
本当に次から次へと色んなことがあるが、悪い部分は治さなきゃ。
というわけで二週間なんてあっという間に過ぎると思う。
私が男だったらソロキャンプへ行っていたかも知れない。
プチ旅行を計画して、しばらく家を空けていたかも知れない。
でも主婦であるが故、そのようなことは一切できない。
だからとにかく時間を上手く使って、読書しようと思っている。
いつかとある人に言われたことがある。
「蓮さんは読書量は少ないけれども、吸収力がある」
確かにそれは言えるかも知れない。
読みまくって書きまくることが、どうやら私にはできないようだ。
読むのが極めて遅いし、読解力に欠けるので、途中からつまらなくなってしまうのだ。
だけど、中にはハマる作家さんもいて、一度ハマるとその人の本ばかり読んでしまう。
だから、物書きを志している割には知識に乏しいかも知れない。
読書量に関しては、誰よりも少ない自信がある。
そのくせ、すぐに本を購入してしまう。
未読本が山のようになっている。
この休みの間、せめて二冊くらいは消化できればいいなと思っている。
それがなかなかハードル高いのだが。
気付いたら音楽が止まっていた。
なんだ、無音でも書けるじゃないか。
音楽の無い自室も悪くない。
それにしても、シラフで書いたのも久々のことかも知れない。
芋焼酎飲みながら書くのもいいんだけど、眠たくなってしまっては敵わないのだが。
インスタライブ配信
10月21日(木)
20時半~
『蓮’sBar』