nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

能天気だからこそ

とある売れっ子作家の小説を読んでいる。

沖縄戦のことが描かれていて、面白いから読んでみたら?と母さんが送ってくれたものを今更手に取って読んでいるのだ。

なぜこんなに売れるのか仕事のパートナーに訊いてみた。

 

「起承転結がハッキリしているのと、一貫性があるからですよ」

 

なるほど、そういうことか。

ハッキリ言って、私としてはもっとグロテスクな小説の方が好みなのだが、悪くない。

最後まで、あっという間に読み切ってしまうことだろう。

 

 

というのも、一人暮らしを始めてから読書の時間が取れるようになった。

夕方これを書いてしまえば、夜は眠たくなるまで読書をすることができる。

無論、酒を控えているからでもある。

実に充実した時間を過ごしている。

ただ、優雅に読書を楽しんでいる場合でもない。

『office REN』の開業届を探して、税務署に行かなければならない。

一体全体どの段ボールに入っているのか、全く不明である。

こういったこまごましたことが沢山ある。

住所変更って、本当に面倒臭いなぁ。

ホームセンターで突っ張り棒やクリアケースを買ったので、少しは片付くだろう。

腹が減ったので、さっさと書いてしまおう。

 

 

友人から味噌ホルモンを戴いたので、それでビールを飲むのが楽しみで仕方ない。

以前も戴いたものなのだが、これが美味いのなんのって。

キャベツと一緒に煮て、ネギを散らす。

今、ちょうどビールを冷凍庫で冷やしているので、その間に書く。

一週間分の食料も買ってきたのだが、一週間分あるかどうか。

なんだか駅前スーパーで買い物をしたら、四千円もかかってしまった。

元旦那と二人でも一週間四千円はかからなかった。

食事に関して言えば、一人暮らしは非効率である。

安いものをチョイスして買ったのだが。

 

 

それでも少しずつ生活が成り立って行くことに安堵している。

記憶の中からも元旦那が本当に時間と共に消えて行くものだと痛感している。

薄情なようだが、そうではない。

たぶん自分の意志で行動しているから立ち直りも早いのだろう。

前に進んでいる証だ。

来月からは、本当の意味で新しい人生が始まるような気がしてならない。

今月はまだ準備段階だ。

月が変わる頃には、保険証もできて、より安心した生活を送ることができるだろう。

私は自分の運気を物凄く敏感にキャッチしている。

今月は革命が起きるように最初から御膳立てされていたと言っても過言ではない。

こうなる運命だったのだけど、スパッと行けたのは私の行動力そのものである。

不器用な私にしては、何とか形になった方だと思っている。

さてさて、勝負はこれからだ。

裏切りに遭うかも知れないとコメントを戴いたことがあるのを忘れていない。

ただ、私としてはあまり気にしていない。

裏切られたって構いやしない。

だって、元々それほど期待したりしていないからだ。

いや違う。

私の周りには、変な人がいなくなった。

付き合い辛い人のことはぶった斬ってきたし、いい人しか残っていない。

裏切りに遭うことも私の知る範囲ではなかろう。

そう思っている。

さてさて、ホルモンが煮詰まってきた頃だ。

ビールも冷凍庫でキンキンになっている頃だ。

人間なんて大したものじゃない、美味いもの食って寝られればそれでいいんだと言う人もいる。

私はそうは思わない。

やはり神から与えられた使命を全うするのが人間の役目のような気がしている。

子育ての人もいれば、職人だったリ、主婦だったリ、サラリーマンだったリするのだろう。

突き詰めると私は何者なのかわからない。

ただ、勝手に毎日千五百文字を書いて階段を登っているつもりになっているだけかも知れない。

ただ何者にもなれない社会不適合者とも言える。

私ってこれから一体どうなるのだろうか。

能天気だから、こうして文章を書いていられるのかも知れないが。