二度寝してしまったので、なんと一日が短いことだろう。
昼過ぎから、勉強のための動画を観たり、本を読んだりしていた。
用足しをする時間など、当然ないわけで。
夕方になって、慌ててこれを書いている。
というのも、『ロックンローラー』の編集作業に大苦戦している。
残された時間があまりないのだが、そんな時こそ急がば回れでインプットを優先している。
哲学書や小説を読んだりして、自分の血肉にして行くのが狙いだ。
本を読んでいる時間は実に楽しく、心地の良い時間である。
しかし、頭の中には常に『ロックンローラー』の編集のことがあるので、単純にただ楽しむことはできていない。
常に何かに追われている感覚。
読めば読むほど、負い目を感じる。
当然のことながら、焦りも生じる。
ただし、諦めるという文字はない。
自信を持って、皆さんに「橋岡蓮ワールド」をお届けできるよう、全力を尽くす。
あと二ヶ月半ほどの間、最後の最後まで一行にこだわる。
燃え尽きても構わない。
読んでみて良かった、面白かった、そう言って戴けるためだけにエネルギーを燃やす。
全然関係ない話だが、私は今、サッポロ黒ラベルを飲んでいる。
しかし、どうもしっくりこない。
どうやら私はキリン派らしい。
ずっと発泡酒を飲んでいたので、本物のビールの味を忘れたようだ。
札幌に住んでいた頃は、サッポロ黒ラベルばかり飲んでいたのに、好みが変わったようだ。
今となってはキリン一番搾りが一番美味いと思うようになった。
もしくはキリンラガーだ。
何が言いたいかって、人間は歳と共に好みが変わるのではないかということだ。
本来の私はなんでも好き嫌いすることなく食べられる人間だった。
それが歳と共に、どんどんわがままになってきて、今では食べられるものが限られている。
ナチュラルチーズではなく、ブルーチーズじゃなきゃ嫌だとか。
キャベツの千切りにマヨネーズなら食べるけれども、レタスにドレッシングは好まないとか。
芋類は一切食べないとか、大豆も嫌いとか。
昔は健康のことや節約のことを考えて、自炊もしたし好き嫌いも言わなかったのに、あれよあれよとわがままになりやがる。
自分でも嫌になるほどのわがまま振り。
酒も日本酒なら高いものしか身体が受け付けなくなってしまった。
ワインだってそうだ。
自宅では六百円の赤ワインを飲んでいるが、それ以下は無理だ。
ウイスキーはトリスを飲んでいるのだが、サントリーの角は飲まなくなった。
私的にはジョニーウォーカー黒が飲みたいのだが、さすがに贅沢だ。
刺身にはとことんわがままで、目がつられて買ってしまうのだけれども、スーパーではもう買わないかも知れない。
エンゲル係数は上げたくないのだが、一人分はたかが知れているので良しとしている。
これはまさに現実逃避か?
どうでも良いことを羅列してしまった。
ビールを飲みながら、食べ物の話をしていたら、お腹が空いてきた。
しかし、先ほどおにぎりを食べたばかり。
今日は敢えて核心に迫るようなことは書かなかった。
毎日、決意表明のようなことを書いても、読んでいて疲れるだろうなと思ったからだ。
執筆中に哲学書や小説を読むのと同じかも知れない。
ブレイクタイムが必要だ。
恐らく私も人並みに食べたり飲んだりすることが好きだ。
こうして、作業に行き詰っている時ほど、それらに癒されたくなる。
かといって飲みに行ったりせず、自宅で六百円の赤ワインを飲みながら読書に走るのだから、まだマシだろう。
現実逃避といえども許容範囲だ。
このまま、気が済むまで読書をする。
現実逃避と言いながら、仕事モード全開なのだが。
誤魔化そうと思っても、やはり誤魔化せないこの焦り。
正直に言うと、壁にぶち当たっているから読書に走るわけだ。
音楽に浸るのもいいかも知れないが、聴きたいCDが未だ段ボールの中なのさ。
まさにこれは現実逃避の心理かも知れない。