nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

これは下積み時代

いやいや、エンジンが掛からないからやっぱり飲む。

そう思って冷蔵庫の中から缶ビールを取り出しタンブラーに注いだ。

暑いからという理由ではない。

勢いよくこれを書いてしまいたいからだ。

酒に頼るなと言われようが、酒に頼りたい日もある。

さっきから書いたり消したりを繰り返していた。

何か今日は調子が悪いな~なんて思っていたが、よく考えたら朝から一滴も飲んでいなかった。

そりゃ調子狂うわ。

とはいうものの、ビールを飲み干してもエンジンが掛からない。

どんだけ飲めばエンジン掛かるんだよ。

眠たくなって寝てしまうクセに。

最近ちょっと落ち気味だったのだが、見事に復活。

治らないのは吹き出物だけ。

せっかくのインスタライブなのに凹むけれども、見てくれる皆さんは凹まないでくれ。

 

 

美容室へ行くために隣町を訪れたのだが、駅の温度計が四十一℃。

午前中でその気温だから、日中は一体何度だったのだろうか。

なんだか感覚がおかしくなってきて、三十六℃くらいでは驚かなくなる。

二十九℃とか聞いたら肌寒く感じてしまいそうだ。

美容室の帰り道、ドコモショップへ寄ったあと隣のスーパーで酒を買った。

今日はあまり飲み過ぎないようにしようと思っているのだがどうなることやら。

 

 

美容師さんが言っていたのだが、近所の飲食店へ行くとお客さんに遭遇してしまうのであまり出掛けたくないそうだ。

その話をしていて近所のパン屋で働く窮屈さを思い出した。

私は知り合いに会っても無視していたが、これだから近所は嫌なんだよななんて思っていた。

ところが驚愕の事実に気づいてしまった。

 

「近所だから受かったのだ…」

 

台風だろうが大雪だろうが、歩いて通えて交通費の掛からない人間だからこそ働かせてもらえたのだ。

最近私が応募している仕事はどれもこれも職場が遠い。

もしや、だから受からないのかも知れない。

もしくは神様が私にそう仕向けていることなのだろうか。

この夏を乗り切れば、なんだか風向きが変わるような気もしている。

 

 

美容師さんが私にこう尋ねてくれた。

 

「もうしばらくは新作を書かないのですか?」

 

それを訊いた時、一瞬ゾッとした。

妙な焦りが私を襲った。

そこで私は正直に答えた。

 

自費出版する資金がないので、新人賞を狙っています」

「あ、それは良いですね!」

「新人賞を取れば、もう自費出版する必要がなくなるのではないかと企んでいるんです。もし、落ちたらまた資金を貯めて自費で出版しますよ」

「それは良いアイディアですね!出版社って、こういうものを書いてくださいって言って来るんですか?」

「それは私にも未知の世界なんですが、私にはどうしても書いておきたいことがあるんですよね」

 

そう、残しておきたいことがある。

今、その資料集めをしているところだ。

前にも書いたが、それで過去の日記をひたすら読んでいるのだ。

最初から最後まで読んだら、ゴーサインを出そうと思っている。

今年の夏中掛かることだろう。

美容師さんは私のことを応援してくれている一人。

私がバイトを探しているという旨を伝えたら、表情が曇ったのがわかった。

そっか…

でも私は綺麗ごとは言わない。

家賃、光熱費、インターネット代、酒代、煙草代、私が生きるだけで必要な経費は何がなんでも稼がなければならない。

美容師さん、ちょっと待ってよ!!!

その淋しそうな顔は反則でしょ。

アンタ、私の世話をしてくれるわけでもないんだからバイトする蓮さんのことも応援しなさい!!!

 

 

とは言わなかったが、バイトしている蓮さんを見たくないという人はたまにいる。

ウチの親までがそういう人だから参るよ。

誰かがSNSでこんなようなことを言っていた。

 

「下積み時代を知らない人は伸びない」

 

これ、マジでそう思う。

全く、良いこと言うよな~。

 

 

というわけで、今夜二十時、宜しく!!!