nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

孤独な連休は要らない

祝日はリハビリセンターはお休みなので、昼まで寝ていた。

無理矢理起きて、ツナマヨおにぎりを食べて、洗濯して、とにかくダラダラしていた。

今、ちょうどビールを冷凍庫で冷やしている最中だ。

ビールでも飲みながら、今日はのんびりと書こうと思っている。

出来栄えは大して変わらないだろうけどね。

巷ではお盆休みに入ったようだ。

リハビリセンターは正月休みはあるのだが、お盆休みはない。

休みがあってもどうせ暇なんで、仕事しているくらいの方が調子良い。

地獄といえば正月休みである。

一人暮らしの私は、正月五日間、一人で過ごすことになると思うとゾッとする。

結婚生活で唯一良かったのは、誕生日や正月などイベントの時に一人じゃなかったことくらいだ。

一応、お節料理を食べたり初詣へ行ったりして、孤独は紛らわせることができた。

楽しかったかどうかは、また別の話。

今までも最もきらいな行事が正月だった。

どこへ行っても休みじゃん。

普段は感じることができない孤独感が押し寄せるのである。

工場で働いていた頃は最悪で、十日間ほど休みがあったのに行く場所がなかった。

だから旅館で配膳係のバイトなどをして過ごしていた。

旅館での仕事の帰り道、スーパーがやっていないのでコンビニへ行ったら弁当類は全て売り切れ。

仕方がないからカップラーメンをレジへ持って行った時、この世から消えてしまいたくなった。

あぁ、私はどうしてこんなに孤独なんだろうってね。

泣かなかったけど、心は抉られ、一言で言うならば本当に寂しかった。

 

 

 

そんなわけで、お盆休みは無いと聞いて内心救われたというのが本音である。

私の場合、墓も沖縄と北海道にあって、なかなか行ける距離ではない。

尤も、両親は墓参りなどどうでもいいと思っている。

ぶっちゃけると、わざわざこちらから行ってまで会いたくないので行かない。

自ずと、一人で過ごすことになるのだ。

今度の正月もこのアパートに一人で過ごすんだろうな。

暇なら執筆すればいいじゃん、と思われるかも知れない。

だが、正月ってそういう問題でもない。

家族や親せきには恵まれない私は、自由を勝ち取っている分、寂しい時間は付きものなのだ。

しかも、独り者の友人って意外とすくないもの。

ほとんどの人が、独身でも実家へ帰る。

ましてや、もう四十代。

結婚して子供がいる人の方が圧倒的なのだ。

一人で年越しそば食べて、正月料理をつまみに酒を飲むことほど虚しいものは無い。

だけど独り身の私でも、せめて年越しそばくらい食べないと良い年を迎えられないような気がしてしまう。

そう考えると、結婚も悪くないと思ってしまうのである。

私の場合は、束縛ではなくストッパーがいるくらいで丁度いいのかも知れない。

結婚って何のためにするのかよくわからなかったが、たぶん、責任を取るためかも知れない。

よくわかっていないので、あまり偉そうなことは言えないのだが、惚れさせてしまった責任かな。

二人で一つになるために愛を育むのが結婚なのかな?

自由を謳歌している私が、結婚に対して淡い期待を抱くのは、やはり心の片隅では寂しいのかも知れない。

肉体労働をして、バタクソに疲れて帰ってきて、大急ぎでシャワー浴びて、ビール飲みながら投稿を書いて爆睡するみたいな生活。

そりゃ、孤独は紛れるわ。

だけど、本当の本当は、散々一人を味わってきたので違う景色が見たいのかも知れない。

結婚相手が変われば、結婚生活は変わる。

もっと言うならば人生は変わる。

人生が変われば可能性が変わる。

孤独な正月が待っていると思うと、夏が終わるのが切ないよ。

ずっと夏が続けばいいのに。

そうすれば、どこか浮かれたまんまでいられるのに。

お盆を目の前にして思うことはそんなとこかな。