nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

親しき仲にも礼儀あり

日曜日と水曜日は定休日。

水曜日は大抵プライベートな用事が入っているので、日曜日は貴重な休み。

遅く起きた朝から何もしていないのに夜になった。

昼前にラーメンを食べ、夕方前におにぎりを食べたのだがお腹が空いて茹で卵を食べたところである。

先ほど、原田芳雄主演の『鬼火』という映画のダイジェスト版を観た。

友達のブログで紹介されていたのだ。

原田芳雄、めちゃくちゃカッコいい!

女なら誰もが一度は恋に堕ちてしまいそうな、そんな俳優だ。

原田芳雄に愛される女は、苦労もするが幸せ者だよな。

彼は、もう既に亡くなっている。

いい俳優を亡くして惜しいよなと思ってしまう。

『鬼火』が観たくてTSUTAYAのレンタルサービスを利用しようかと思ったのだが、利用方法がわからなかった。

月額千円で会員になっても、それほど暇でもないので無駄になってしまう。

映画も沢山観なきゃなとは思っているのだが。

なかなかね。

 

 

寒くて暖房を入れていたら、気づいたら雨が降っていた。

雨を見て、コンビニへ行くのを取りやめた。

ずぶ濡れになってまでローソンチキンを買うほど飢えてはいない。

茹で卵で我慢することにした。

ところで、赤ワインをちびちびと飲みながらこれを書いているのだが考えることがある。

親しき仲にも礼儀ありってヤツかな。

これって当たり前のようで当たり前ではなく「なぁなぁ」になっていることの方が圧倒的に多いような気がする。

しかし「なぁなぁ」が良いとする人もいるようだ。

解り易く言えば気楽なのだろう。

もっと言うならば、心を許している証拠かも知れない。

私の場合は、ある程度のことは許すのだが「なぁなぁ」には耐えられない面がある。

一番堪えられないのはこれだ。

 

「蓮さんだからいいや」

 

いやいや、親しき仲にも礼儀ありだろ!と思ってしまう。

私が細かいのだろうか?

私は確かに他人に甘いし優しすぎる面があるのかも知れない。

かといって、本来の私は礼儀を重んじるタイプなのである。

こういうのも嫌だ。

 

「蓮さんになら許されるだろう」

 

いやいや、だから私のことバカにし過ぎでしょう?

しかし、口を揃えたように皆が皆、バカにしていないと言う。

私が最も嫌うことはバカにされること。

ところが、多くの人はバカにしていないと言う。

そして、弱さを見せてくるのである。

まず、言い訳から始まる。

私としては、私ごときが人様に厳しくするのは意に反することでもある。

かといってナメられても困るし、依存されても困るので、厳しく接してみることがある。

大抵そういう時は信頼関係の話をする。

それでも通じない時は、距離を置くしか術がなくなる。

お互いにとても寂しい気持ちになる。

だから仕方なく許してしまう。

全く相手のためにはなっていないとわかっていてもだ。

アンテナを張っていて、空気が読める人は、重たく流れる雰囲気をぶった斬ってくれる。

何らかのアクションと謝罪の言葉を投げ掛けてくれる。

それでこそ、私の自尊心は保たれる。

一気に見る目が変わって、縁を切らなくて良かったと思うことができるのだ。

 

 

もしかしたら、多くの人から見て、私という存在は頼もしいのかも知れない。

それはそれで有り難いことだが、やはり親しき仲にも礼儀ありを重んじる。

そう考えると、私にも少しばかりのプライドがあるのかも知れない。

親しき仲にも礼儀ありとは、お互いの自尊心を保つ上で極めて重要なことだと思っている。

それが守れない人とは親しくなってはいけないのかも知れない。

一度「なぁなぁ」になってしまうとなかなか元には戻れない。

気づいてもらうしかないのだが、「なぁなぁ」なのでそう簡単にも言えないものだ。

「なぁなぁ」なら何でも言い合える関係ならいいのに、そうも行かないようだ。

それにしても、注文した西川の毛布、来ないなぁ。