友達と隣町で軽く飲んできた。
馴染みの居酒屋でサーモンの刺し身などをつまみにハイボールを飲んでいたら、こう言われた。
「蓮ちゃんは最近、やさぐれているよね?」
私はギョッとした。
果たしてやさぐれているのだろうか?
私としてはやさぐれてはいないつもりだったが、すり減った精神が顕わになっていたのかも知れない。
確かに上がったり下がったりしていた。
自分では無自覚だが、強気を繰り返していると、やさぐれた風に取られる場合もあるのだろう。
あまりにも自分にプレッシャーをかけていたので、どうした?と思われてもおかしくはないだろう。
やさぐれているだけではなく、寂しかったのだ。
ここ最近ずっと一人だったから。
確かにその頃を振り返れば、精神が荒れていたかも知れないな。
今もそう。
物事が上手く行かずに戸惑っていることは事実。
だが、何度も言うように、今は闇の中だと自覚している。
何をやっても上手く行かない時期。
そういう時は慌てふためいても仕方ない。
時が無事に過ぎてくれるのを待って、光が差した時に動き始めればいい。
とはいうものの、八方塞がりな時期は、ジタバタしがちだ。
現に無謀だとわかっていながらジタバタしている。
闇の期間はあと一ヶ月ほどだと見ている。
だからといってただ毎日ボーッとしているわけにも行かない。
どういうことかというと、この時期に作品づくりをコツコツ進めればいいということだ。
マイペースに、焦ることなくやっていけばいい。
ロックを聴いて、ハイボールを飲んで、好きなだけ寝るような生活を続けていてもバチは当たらないのではないだろうか。
でもね、闇の中というものは長いのだよ。
何かに取り組んで駆け抜けていくのがベスト。
こう見えて真面目なので、上手く行かない時期のことを真剣に考えてしまったりする。
ハイボールで少々頭が痛いけれども、心は本気だ。
およそ三月くらいになったら完全に動き出そうと思っている。
闇を通り抜けて、光が差し込むと同時に。
それにしても、出掛けるならば早い時間にこれを書いてしまえば良かったなと思う。
何を書いていいのかわからない時もある。
ただ言えることは、実現したいことは周囲に言いまくった方がいいということ。
私などは三月から一気に上昇気流に乗っかるつもりなので、その後の計画を喋りまくっている。
金も大して持っていないのに、旅行の計画を立て、整骨院の先生方に話したりしている。
するとこう言われたりする。
「絶対に行った方がいいよ!」
恐らく根拠などないのだろう。
先生方も直感的にそう感じるのだと思う。
そして、ハッピーになって欲しいと思っているに違いない。
そうか、期待に応えなくちゃなどと考えている。
介護職を半ば辞めさせられたことに対し、怒ってくれたのも先生方だ。
怪我が完治したら、もう整骨院へは行けなくなるのかと思うと寂しい。
けれども出会いと別れは必然的。
それだけは避けられない。
整骨院の先生方との別れと共に、私には新たな出会いやチャンスがあるだろう。
本当にすれ違うように訪れることだろう。
つまり、私にとって旅行へ行くことは単なる遊びではない。
人生が変わる大きな節目だ。
割とサバサバした印象を持たれがちだが、そうでもない。
むしろ、寂しがりやなので面倒くさいタイプかも知れない。
それがいいところだと言ってくれる人も稀にいるに違いない。
それを信じて何とか闇の中でやり過ごそう。
いざという時手を差し伸べてくれる人はきっといる。
だから私は何もしないとかそういうことではない。
一月が異様に長く感じるのは、やはり闇の象徴だろう。
一日一日を大事にして、一歩一歩進むしかなかろう。