睡眠不足がやっと解消された。
七時に朝ご飯を食べた後、猛烈に眠たくて、気づいたら昼まで爆睡していた。
やっとまとまった睡眠が取れて、身体も楽になった。
あともう一日くらい爆睡できれば更に楽になるのだが、どうなることやら。
せっかくなので、温泉に行ってこようと思っている。
翌日はそこから空港まで直行する。
いよいよ旅もラストである。
長いようであっという間だったなぁ。
疲れを癒すことには成功したものの、パソコンに向かうことはできなかった。
恐らく私は仕事を辞めない限り、新作が書けないだろう。
毎日コンスタントに投稿をアップすることはできているが、全くと言っていいほど執筆作業はできていない。
このまま埼玉県の自宅に戻り、池袋コールセンターでの仕事を続ける限り、恐らく執筆作業はできないだろう。
つまり、腹を括って、覚悟を決めて、いつかコールセンターを辞めなければならないということだ。
私のように外食ばかりしていたら、全く以て貯まらないだろうに。
私も不器用な人間なので、人から助けてもらうことがなかなかできないのである。
お願いするのも苦手で、チャンスを逃しがちでもある。
なにがなんでも自力で乗り切りたいわけでもなく、できることならパトロンでも欲しいくらいだが、そういうわけにもいかないようだ。
半年分の生活費など、貯まるわけない。
だったら、仕事をしながら執筆をする方法を探すのがベスト。
それにしても、今の仕事の激務では無理。
でも、どうにかして新作を書きたいのだ。
今までずっとやって来たことを、コールセンターのために台無しにはしたくない。
ふと思うことがある。
長崎に滞在していて、三度の飯を食べて寝るだけで一日の疲労は溜まり、それなりに疲れる。
池袋コールセンターの仕事をしてたら、疲れるに決まっているよな。
倒れる前によく考えた方がいいかも知れない。
もう若くはないというのと、新作を書かなきゃいけないというのと両方だ。
正直に言うと、私はもはや帰りたくないのかも知れない。
ただ、帰らなければならないと思っている。
誰が待っているでもない。
私の友は、私がどこへいようが友である。
しかし、たった一人でもやり残したことがあるような気がしている。
心を鬼にして、現場へ戻り、任務を果たし、そしていつか辞職して、新作に集中する。
何故そうまでして新作を書かなければならないのか?
そこにニーズがあると思っているからだ。
私の本当にニーズは、コールセンターではなく『新作』にあると信じて疑わないからだ。
本当なら、どんな手段を使っても、仕上げなければならないことかも知れない。
しかし、営業で化粧品を売ることはできても、誰かに生活を助けて欲しいとは言えないのである。
誰だったら言えるだろうか?
立ち止まって考えてみても、思い付かない。
私ってその程度なんだなと思うこともある。
新人賞を取ったら、周りの態度も変わるのだろうか。
それなら見込みがあるからと、手助けしてくれる人が現れるのだろうか?
ところが、私も一筋縄では行かないヤツ。
懇願されたり、土下座されたりしたら、その人の世話になってやってもいいかな、みたいな。
私から頭を下げて、誰かのものになるなんて、なんとなく自分で自分が許せないのかも。
作品のためと割り切ってしまいなさいと言われそうだが。
どこまで腹を括れるか、試されているような気もしないでもない。