nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

繋がる人生

会社都合で仕事が早く終わった。

誰かに会おうかと思ったが、これを書いている。

大事な人へ、メールの返信をしていない。

それなのに白紙を広げ、こうして文章を書く自分を客観視する。

私にとって何が一番大切なのかは言うまでもない。

六連勤本当に疲れた。

身体中がガタガタなので、朝一で整骨院へ行く。

マッサージしてもらうとかなり楽になる。

わかっているのだが、普段は行けない。

仕事中心の生活だが、毎日こうして黙々と書く自分には安堵する。

寂しがり屋なだけではない。

とにかく必死。

万が一書かなかったら、翌朝は地獄が待っている。

鳴らない携帯電話は、私の心にポッカリと穴を開ける。

 

 

コールセンターを続けることを決断してドコモを蹴ったのだが、ドコモの人はとても残念そうだった。

辞めにくい状況になってしまった旨を伝えたら、それは仕方ないと言ってくれた。

やる気のある若いスタッフが沢山いるこの職場、私がいなくても大丈夫だと思うが、そうでもないみたいだ。

化粧品のカスタマーセンターで、ほぼクレーム対応をしている。

目的としては、解約の抑止である。

温度感高い方が多く、高い化粧品ということもあって、クレームの嵐だ。

私も安くはない化粧品を購入しているので気持ちはわかる。

十年ほど前に、スカパーのクレーム対応をしていたことがあって、その経験が生きているような気がする。

人生って、何でも繋がっているんだなと思う。

 

 

また、街中で働いて、好き勝手居酒屋やカフェに立ち寄り、好きな時間に帰る生活にも憧れていた。

そう考えると、今の生活は憧れの生活なのだ。

酒が飲みたかったら飲み、食べたいものを食べる。

誰にも邪魔されないし、誰かに指図されることもない。

こんな生活はとても貴重で、いつまでも続くものではないとは思う。

だから、楽しめばいい。

仕事が変われば、叶わなくなるのだから。

 

 

思考は現実化するのだと考えると、アレもこれも叶ってしまいそうで怖くなる。

何かを思い浮かべたり妄想したりすることを自分で禁じたくなる。

いやいや、良いことだけ妄想すればいい。

叶ってしまう、これは本当だ。

叶うはずはないと思っていることに限って、叶ってしまうものだ。

こういう人に出会いたいとか、こんな生活を送りたいとか、こんな仕事がしたいとか。

毎日焼肉屋か寿司屋へ行って、温泉宿に籠って執筆ができるような金と時間の余裕。

それなのに、社会との繋がりがあって、やり甲斐や目標を持っている。

一丁前に恋人や友達もいて、会う人には困らない。

ヤバい、マジでそんな夢のような現実は、すぐそこにありそうだ。

あんまり妄想してると、本当に叶っちゃう。

だって、実は私は化粧品のカスタマーセンターに憧れを持っていた。

信じられないだろうが、事実である。

何故なら私は客として化粧品メーカーのオペレーターは頼るべき存在だと思っているからだ。

女性にとっては欠かせない存在。

AIではダメなのだ。

自分から頼んだわけではないのに、願い通りになって行く。

 

 

本当に人生が繋がっているのなら、私の七年間に及ぶ執筆活動は報われるはずだ。

散々投資してきた分だって返ってくるだろう。

今まで出会って別れた全ての人は、これから出会う人のヒントを与えてくれたキーパーソンのように思たりもする。

今、私がこうして池袋に辿り着いたことさえも必ず深い意味があるはずだ。

ススキノでもなければ新宿でもなかった。

誰かと付き合う時と似ているかも知れない。

もっと好きになりたいと願う心。

優しい人は物足りないみたいに、池袋は物足りないが、もっと好きになりたい。

私を満たしてくれるものがきっとあるはずだ。

物足りなくてもいいところがあるように。