nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

隣の家のお姉さん

先月鬼のようなシフトだったので、週五日勤務がめちゃくちゃ楽に感じる。

こんなに休んでいいのか?と思うけれど、確実に週五日は働いているんだよな、みたいな。

朝ゆっくり二度寝して、のんびり朝ごはん食べて、シャワー浴びて化粧して髪乾かして、時計を見たらまだ十三時。

それから整骨院へ。

やはり施術をしてもらうたびに身体が楽になる。

じっくり施術してもらって、市役所へ向かった。

市役所では印鑑登録証明書と住民票をもらい、その足で新宿に向かった。

気づけば十五時を過ぎていた。

どうやら腹が減ると体力が奪われるようだ。

夕方から新宿で飲み会なので沖縄そばでも食べてから行くことにした。

 

 

今、私は密かに身辺整理中である。

大きな運を手繰り寄せるには、それなりに私も動かなきゃならない。

手元には僅かな金だけ残して払うものは払ってしまうこと。

大事な時期に差し掛かるので、人間関係にもシビアになること。

部屋は片付けておくこと。

いつでも人前に出られる準備をしておくこと。

今までじっとしていた分、アンテナを張って動きまくること。

そう、全ては運を手繰り寄せるためである。

今起こる全てのことには意味がある。

先月までの私とはまるで違う。

ガンガン動いていい時期だろう。

そう思って会社にも働きかけることにした。

そうしないと、本当に後悔しそうだからだ。

情や根拠のない信頼を捨て、自分の身を守るべく動かないと、大損を被る可能性があるなどと思ってしまった。

現場がなかなか決まらないのはわかるが、せめて方向性くらい示してもらわないと。

 

 

新宿にいる。

平日の昼間ということもあって大した人混みではない。

先ほど沖縄そばを食べたが、あれは沖縄そばとは言わない。

沖縄『風』そばである。

アルタ前で待ち合わせをしている。

待ち時間にサンダルを買った。

早速履き替えてみたが、今度こそ靴擦れしなければいいなぁと思う。

 

 

飲み会なのだが、記憶を失くすほどは飲まないようにしようと思っている。

話したいことも山程あることだし、翌日は仕事だし。

もっと早い時間からこれを書く予定だった。

しかし、午前中をゆっくり過ごしたせいか時間がなかった。

先ほど新宿のヨドバシカメラの前を通った。

ここで世話になることもあるのかなぁなんて思いながら通り過ぎた。

私の周りは私の仕事の行く末を心配してくれている。

第一に身体を壊さないようにと思ってくれている。

最近身体が楽になってきたのは、ぶどう酢のお陰だと信じたい。

整骨院で買わされたぶどう酢。

効果絶大だと言ったら喜んでいた。

目の前をどう見ても十代の女の子が通り過ぎて行った。

ピンク色のスニーカーが激カワだと思った。

私は白いスニーカーしか履かないが、ピンク色もアリだと思った。

 

 

いや~、思い出横丁で飲んでインターネットカフェに着。

待ち時間があるということで、外で待っていたらさすが新宿。

池袋とは温度感が全然違う。

この歳でナンパはされるはスカウトはされるは客引きに遭うは、たった三十分程度待っているだけでえらい騒ぎだ。

ナンパや客引きはどうでもいいが、スカウトの人からはこう言われた。

 

「一日四万円は稼げますよ。『隣の家のお姉さん』なら」

 

え?これは一体なんのスカウトなんだ?

恐らく私が望んでいるような高級クラブではなく、怪しげな飲み屋だろうな。

そのスカウトマン、札幌から出てきて二年だそうだ。

私も札幌出身だと言ったら、是非連絡くださいと言っていた。

だから、私は何を目指しているんだよ。

需要があるならば、喜んで働きたい気もするが。

私は作家ではなく、『隣の家のお姉さん』になるのだろうか。それにしても、インターネットカフェ、悪くはない。

時間さえあれば、大画面と個室を満喫するんだけどな。