nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

恋には一歩及ばず

私の大好きなミュージシャンである『チバユウスケ』が食道がんで休養するとのニュースを、友達からの連絡で知った。

食道がんの主な原因とされるものは一概には言えないが喫煙と飲酒だそうだ。

もしかしたら、私も将来的にそうなるかも知れないなと思った。

チバさんはまだ五十四歳で、若い。

だから尚のこと心配なのだが、とにかく祈ることしかできない。

もし金に困って手術ができない状態だったら、私は金を送っただろう。

だが、幸い彼に限ってそういうことはないし、無事に戻ってきてくれることを願うばかりである。

 

 

私は以前ほどは馬鹿みたいに酒を飲んだりしなくなった。

飲み会なんてほとんどないし、仕事帰りに一杯引っかけてくる程度である。

所謂、深酒をしなくなった。

煙草は止めたくても止められない。

生活に困っても止められず、呆れられるほどである。

ストレスが溜まるよりはマシだというのは言い訳で、リスクの方が高いのは重々承知している。

守るものが一つもない私は、長生きしても仕方がないとは思っている。

年老いた私を面倒見る人はいないから。

しかし、友達と飲んでて言われたことがある。

 

「子持ちの人と付き合うかも知れないし、これからどうなるかわかんないよ!」

 

確かにそうだ。

人生どうなるか本当にわからない。

ただ元ホストは、見ている限り独身を謳歌しているようだ。

一人の人とじっくり真剣に付き合うタイプでもなさそう。

稼いだ金をパチンコやキャバクラや飲み代に使うのが生き甲斐のようにも見える。

まだそれだけ若いのかも知れないが、私はもうそれほど若くはない。

そろそろ落ち着きたい気持ちもある私だが、まだ時期じゃないのかも知れない。

一つくらい良いことあってもいいとは思うのだが。

これから上がって行くことを願うのみ。

 

 

さっきまで友達と飲んでいた。

お互いに疲れていて、サイゼリアで赤ワイン飲んだら寝てしまった。

その前に日高屋焼鳥屋ハイボールを飲んでいたので、俗に言うチャンポンだった。

そのせいか、まだ酒が抜けず、頭が上手く回転しない状態でこれを書いている。

せっかくの休みだから早く寝たいのだが、普段通りになりそうだ。

皮肉なことに人生が上手く行かない時の方が書きたいことが溢れ出てきたりするので参る。

平穏な時は書くネタに困り、ロックを聴いてみたり、映画を観てみたり、本を読んでみたりする。

幸い、私にとっての平穏は長くは続かないようである。

やっと仕事に慣れてきたと思えば辞めざるを得ない状況に追い込まれたりする。

正月頃買った本には、今年は笑いが止まらないでしょう、などと書いていたがとんでもない。

昨年末肋骨の怪我をしてからというもの、ろくなことがないように思う。

ただ、なんだかんだ波乱万丈なので書くネタには困っていない。

 

 

以前、手に入らないものに対しては情熱を失ってしまうということを書いた。

どうやら書くことに関しては、情熱が冷めないようだ。

むしろ、これから益々面白くなって行くだろう。

ところが手に入りそうにない元ホストへの気持ちは冷めつつある。

この人は女好きではあるけれど、私とは噛み合わないかも知れないと感じ始めたからだ。

たとえ喫煙所で二人っきりになってもドキドキしなくなってしまった。

人を好きになるってこんなものではないということを痛いほど知っているだけあって、やはり恋していた過去の自分が懐かしくなる。

この人のために生きているっていう確かなものが欲しい。

綺麗になりたいっていうのも、明確な誰かのためである方がいい。

あれもこれも手に入れたいなんて言っていない。

最近は、もう一人に飽きてきている。

せめて誰かに恋したいが、元ホストは一歩及ばずか。