nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

望み通りの結果に

今、会社の隣のアパホテルにチェックインしたばかりだ。

飲みの予定があり、埼玉まで帰るのがしんどいと思ったので予約した。

中華料理店に連れて行ってもらい、紹興酒をご馳走になった。

こんなに美味い麻婆豆腐を食べたのは初めてだったかも知れない。

紹興酒は十年物の貴重なものだったそうだ。

実は紹興酒を飲んだのも初めてなのだが、とても美味だった。

日本酒で酔った時のようにぐらつくこともなく、心地良い酔いが回っているような気がする。

池袋で飲んだ時くらい、ビジネスホテルに泊まってもいいだろう。

次の日の仕事のことと、この投稿を書くことを考えたら、ベストな選択だと思う。

 

 

仕事は、私が望んだ通りになった。

結局、この職場を継続できる運びとなった。

あれだけ振り回されたのだから文句の一つも言いたかったが、私からは何も言わなかった。

その代わり、振り回した謝罪の言葉もなかった。

しかし、これからもこの職場に居られることとなったので、一切責めないことにした。

まぁ、色々なことがあって本当に気疲れしたが、終わりよければ全て良しということで全てを呑むことにした。

望みが叶ったのだから、グダグダ言わないに越したことはない。

書きたいことは山ほどあるのだが、今更蒸し返すのも億劫な気がする。

 

 

先日も書いたように、土壇場の強さを発揮できたのだとしたら、良かったかも知れない。

コールセンターの仕事は向いているとか向いていないとか、色んなことを言う人がいる。

ただ、私は再び新しい職場でゼロスタートを切ることが堪らなく嫌だったのだ。

仕事内容だけではない。

人間関係もそうだ。

せっかく築き上げてきて、馴染んできた矢先に転職はないだろう。

転職する時と云うのは、もうその場から学ぶものがない時だ。

そう考えると、私にとってはまだまだ学ぶことが多々あるような気がする。

つまり、今このタイミングではないということだ。

だから、本当に良かった。

今となっては、どうしてあんなにドコモへ行くことを悩んでいたのか不思議である。

私には今よりハードな仕事は無理しすぎだと思う。

やっと池袋と谷塚の往復や、長時間労働にも慣れた頃だった。

胸を撫で下ろしているというのが本音。

あとは、今まで通り数字と闘うのみである。

 

 

仕事も安定したところで、やっとPDFも書き進められそうだ。

実は仕事が決まらなかったら、北千住辺りでホステスをやろうと企んでいた。

まつエクして厚化粧でもすりゃ、なんとかなるのではないかと思ったのだ。

一応四十代半ば前で、需要はあると思ったからだ。

最後の最後に、私がやってきた集大成を見せたっていいのではないかと。

ただ、ぼんやりと考えていたことは、経験はあるものの未だにホステスとは何ぞやということだ。

男客は何を求め、何ゆえに大金を使うのか。

それが私にはわからないので、集大成もへったくれもないような気もした。

数人にはホステスをやろうかということを話してみたが、頷く人は一人もいなかった。

誰かのためにホステスをやろうとしたわけではないが、半ばやけくそだったのかも知れない。

いや、経験者優遇の職場とはそれしか思い当たらなかったのである。

 

 

何はともあれ、一旦仕事が落ち着きそうで良かった。

今以上に職場の仲間達とも仲良くなれそうな気がして楽しみである。

私は年配者として、仕事で背中を見せることはできなくとも、人としての在り方くらいは手本にならなきゃなと思っている。

仲間の一人が、私のことをくせの強い人と言っていた。

確かにそうだよなと、苦笑いしてしまった。

もしかしたら実のところは私が皆に気を遣っているのではなく、周りが合わせてくれているのかも知れないな。

お恥ずかしい限りではあるが。