nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

虚しくないのか?

一日ビジネスホテルに泊まってそのまま仕事へ行って帰ってきたら、何だか我が家が懐かしく感じてしまった。

こたつやエアコンが付けっ放しではなかったことに安堵した。

冷蔵庫の中に、レンチンで食べられるハンバーグが入っていたから直帰したのではない。

無性に自宅が恋しかったのである。

精神的に少し落ち着いたせいか、うろつくのに飽きたせいか、極力自宅で晩飯を食べるように心掛けている。

プロントもたまにはナポリタンを食べに行ってもいいのだが、しょっちゅう行っても仕方がないと思い始めた。

そんな私はとある食品宅配サービスを利用することにした。

受け取りのために自宅待機しなければならないのが難点だが、外食ばかりだった私なので節約にもなり健康にもいいだろう。

なるべく料理はしないで済むような食材を買ったので、せっかくだから長続きすればいいのだが。

 

 

とにかく仕事も長続きできることを願っている。

自慢じゃないが、私はトヨタの工場とドコモショップ以外、二年以上続いた試しがない。

そんな私が何故それらの会社は続いたのかというと、恐らく会社がしっかりしていたのだろう。

しかも、トヨタの工場時代は他にやることが何もなかった。

ドコモ時代は、書くことを完全に捨てて勉強に励んでいた。

つまり、仕事のみに集中していたのだ。

今は、仕事は最大限の力を注いでいるが、夜二十時になったら一目散に書く人に舞い戻っている。

自宅で営業成績のことを考えたりしない。

早く翌日の投稿を書いて、寝ることしか考えていない。

数ヶ月間この生活を続けてみて、やれると判断した。

書きながら働く生活をこなす自信が付いたので、コールセンターを続けることにしたのだ。

ドコモだったら勉強に忙しく、書く暇はゼロだと思った。

ここまで来たら、とにかく体調管理に気をつけて、ベストなコンディションで職場へ行こう。

朝一から声が出るように、寝不足や二日酔いにはならないようにしよう。

午前中を制する者は、営業を制することができると小耳に挟んだ。

何やら私が最も苦手だったメンバーが、この職場に戻ってくるそうだ。

マジかよ、またストレスが溜まる日々が続くのかよと思った。

ところが私は大人である。

てか、年配者である。

クソガキなんかに振り回されてたまるか!

対処法を考えなきゃならない。

これも一つの試練なんだろうな。

 

 

色んな人が言ってくれるが、人間関係が一番難しいそうだ。

私みたいなくせの強い人間とは、周りもやりにくかろう。

しかし、長く一緒に働けば働くほど私の良さや気楽さみたいなものも伝わるだろう。

もし私だったら、私みたいな年上の人と働いたら楽しいと思う。

職場は明るくなるし、いてくれるだけでいいと思う。

ただ私はこう思う。

私くらいの年齢になると、訳ありで社会から爪弾きにされた人もいるわけで。

本来ならある程度のポジションを持っていてもおかしくはない年齢だが、事情があって若者に混ざって働いている人もいる。

ところが、二十代の若者はどうだ。

何が悲しくて、コールセンターで働いているのかと思う。

この職場はバンドマンが多く、音楽と掛け持ちするのには丁度いいそうだ。

それならわかる。

何の生き甲斐も持たず、掃いて捨てるほど仕事がある東京で、何を求め何を信じて生きているのかと疑問を感じる。

私が工場で職人を気取ってプレス加工をしていたのと似ているのか?

でもあの頃の私は少なくとも正社員だった。

今の若者は謎である。

虚しくなったりしないのだろうか?

お節介になるから言わないし、訊かないけれども。

中には家庭を持っている若者だっている。

小さなコールセンターで、社会の縮図を見ているようである。

まぁ、周りからしたら私が一番謎の人なのだろうが。