nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

這い上がりたい願い

ヤバ、こんな時間に帰宅!

もう 二十三時じゃん!

色々あり過ぎて何から書いていいのかわからず。

書く必要があるのか、はたまた、書く必要がないのかもわからず。

とにかくなんとかこれを書き終えて寝なければならぬ。

連勤はまだ終わってはいない。

寝不足で行くわけにもいかない。

かといってこれを書かないわけにもいかず。

久々に困っている。

元気あるのか?と訊かれれば『ない』と答えるが、それ程落ち込んでいるわけでもない。

ただ、給料の件で食い違いと云うか認識の違いがあって、社長と話をしなければならぬと思っているところである。

話がスムーズに流れればいいのだが。

とはいえ給料のことだから大事な話。

あぁ、私、負けないで頑張れ!!!

こんな時こそ誘ってくれればいいのにウチの先輩どもは冷たいなぁ。

あ、私も私でしつこいなぁ。

同じことをまだ言ってるよ。

飲みに行ったら翌日が辛いのに。

 

 

ところで今更だが、社長から履歴書を提出するように言われた。

履歴書?

私のクズな人生がバレるやん!!

職歴を並べてみれば立派だが、隙間があるのは何故か?

無職の時代とホステス時代があるからだ。

 

「私がワケありってことがバレるから履歴書書きたくないです」

「ウチの会社はワケ無しの方がいないよ」

 

とは言ってもらったもののいざ書くとなったら真面目に書いてしまう私。

まだ途中までしか書いていないが、皆が覗き込んでくるものだから調子に乗って立派な履歴書に仕上げようとしている。

履歴書を書きながら、激動の人生を振り返ることとなる。

どん底から這い上がった最初の仕事は蕎麦屋である。

真っ暗闇の廃人だった私は人生で初めて表の世界で働くことに成功した。

それが蕎麦屋だ。

大学も行かず、専門学校や短大も行かず、就職もせず二年間くらいただススキノをフラフラしていた。

ところがとある男性と出会って、共に社会復帰をすることにしたのだ。

蕎麦屋で一年くらい働いた後、魚屋に転職することとなった。

あの頃のバイタリティがあれば何でもできるような気もする。

廃人は並大抵のことがない限り立ち直れない。

そのまま未だに立ち直れない人も数名知っている。

さらに深い闇の中へ落っこちる人もいる。

だから私の行動力は奇跡に近かった。

そう考えれば今の状況なんて、すこぶる恵まれていると言える。

人間は、窮地に追い込まれるとそこを脱出しようという欲が生まれる。

これでいいやと言いながら、暗闇の中に希望を探す。

その欲とは、大事なものを手放すまいという感情である。

つまり、窮地に追い込まれた者には大事にすべきものが差し出されるということだ。

それに気づかない人はいない。

確実に目の前に見えているのに手を出さないで諦める場合がある。

それは何故かと云うと、自分に自信がないからだ。

だからこそ、常々言っているが自分を信じ、自分の可能性を信じることが必要なのだ。

それさえあれば無敵だと言っても過言ではない。

一回り年下の男を好きになってしまった女は、何故臆病になるかって、自信がないからだ。

もう私は子供が産めないとか、シミだらけだとか言い訳を作る。

しかし、誰にも負けないユーモアセンスと母性本能に目を向ければ鬼に金棒なのに。

それと同じことだ。

ここまで断言できる私でも、自分に自信があるようでない。

とはいえ、窮地に立たされたら目の前に差し出されたものを容易く手放したりしない。

だから、目を凝らしてアンテナ張って自分に注がれる視線を見逃さないことだ。

解ってる、解ってる、それなのに逃すのは愚か者。

あぁ、私は解ってる、解ってる。

それなのにどうして。

人間は自分を信じたいからこそ自分を磨くのである。

誰もが這い上がりたいと願っているから。