引越しも視野に入れて考えている。
狙っているところが一つだけある。
清瀬という東京の外れにある町だ。
とはいうものの、まだ行ったことはない。
友達に勧められたのだ。
ネットであれこれ調べる限りでは、
東京とは思えない破格の家賃。
そして自然が豊か。
池袋からおよそ三十分くらいだが、
西武線で一本で行ける。
八畳と六畳の二部屋ある。
二Kという間取りだ。
住み心地はよく、
文句はないのだが、
会社から遠すぎる。
十二月からシフトも増えるので、
身体のことを考えたらやはり引越しした方がいいとは思う。
ただ、
疲れすぎていて、
梱包などが面倒なのだ。
今から少しずつ片付けて、
来春には越せるようにしよう。
よほど疲れているようで、
三時間ほど寝てしまった。
起きたら日付が変わっていた。
四連勤明けの休みだったのだが、
疲れが取れないまま再び四連勤である。
月末に数字を落とすわけにはいかない。
早く寝なければ。
かといって書かないまま寝てしまっては、
翌日自己嫌悪に襲われてしまう。
なんとか力を振り絞ってパソコンに向かう。
もう一時ではないか。
仕事帰りの真夜中一時と、
休日の一時ではわけが違う。
休日は頭も体もオフになっているので、
なかなか書けないのである。
しかし、
毎日のように書くことを課して早や十年以上経つ。
何百日、何千日と書けない日を書ける日に変えてきた。
書ける日というのは、
ネタがあるだけではない。
何気ないことをネタに変える思考が働くかどうかだ。
では書けない日はどうするのか。
これは書き始める前から
培ってきたマインドが物を言うのだが、
それだけではない。
沢山の項目の中で一つ挙げるとすれば、
翌日のことを思い浮かべる力かも知れない。
楽しみにしてくれているあの人が
ガッカリするかも知れないとか、
自分に課したことができなかった
後悔に襲われるとか。
休みの日は酒さえ飲まなければ
普段のように夜遅い時間でも書けるという
根拠のない自信があった。
ところが疲れ果て、
日付が変わるまで
三時間も寝てしまう日が来ることもあるようだ。
日中書かなかったから
真夜中に起きて書く羽目になるのである。
だとしたら、
休日だからといって気を抜かず、
日中に書いてしまうように今度から心掛ける。