nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

危機的状況

数字を上げることができなくて、元ホストから家で勉強してこいと言われてしまった。

ノートを持ち帰ってきて、久々にプロントに寄って勉強している。

北海道フェアをやっていて、秋鮭のフライを頼んでレモンサワーを飲んでいる。

ぐちゃぐちゃに書き殴った二冊のノートを見返してみると、まずはメモの整理から始めなければと思う。

新しいノートに謂わゆる清書が必要だと思わせる。

家ではリラックスしろと言っていた元ホストまでが勉強してこいと言うのだから、いかに私が危機的状況であるかがわかるだろう。

赤字、つまるところ、インセンティブが付かない現状だ。

インセンティブとは売り上げのことである。

こんなに苦しい思いをして、売り上げの一部をもらえないとは残酷な話。

一ヶ月の収入が十万円以上変わってくる。

泣けてくる前に、生活が心配。

最低保証の給料だけでやっていける自信もない。

しかし、今の実力では仕方ないとも思ってしまう。

元ホストもインセンティブが付かない現状を打破して今がある。

インセンティブをもらえなかった期間が長かったそうだ。

それだけが励みだが、そうも言ってられない。

明日は休み、病院へ行くが、勉強しなくては。

マジで危機的である。

仕事中も元ホストとほとんど喋らなかった。

それどころじゃなかったからだ。

 

 

 

本当は病院がてら、赤羽でストレス発散するはずだった。

街ブラし、寿司屋でも行って飲もうと思っていた。

しかし、十万円以上給料が減ると思ったら、金を使うことを躊躇う。

美容室も行きたいし、コラーゲンドリンクも買いたい。

でも、不可能かも知れない。

焦って数字が上がるものでもないが、ここまで追い込まれなければ私は家で勉強などしない。

溜め息が出るがやるしかなかろう。

 

 

 

秋鮭のフライは美味かった。

タルタルソースとイクラが乗っていた。

身はふわふわで、心は満たされた。

もうね、ここまで来たら元ホストからの愛などお預けでいいのである。

愛をもらえるに値しない。

何度も言うが、数字上げないヤツは人間扱いされないのだ。

元ホストは言う。

どこかで努力しなければ、と。

その通りだ。

他の人も家でトークの勉強してるのかなぁ?

だとしたら、出遅れても仕方ない。

さて、そろそろ本気出そうか。

遅いかも知れないが、憂いていても始まらない。

この世界では数字上げるヤツだけが輝けるのだから。

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