nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

兆し

ノルマは達成したものの、再販獲得できなかったから、ちっとも嬉しくない。

でも、元ホスト曰く、達成は達成だとか。

数字だけの世界だから、だそうだ。

元ホストに何も言ってはいないけど、十八日の夜、仕事が終わったら蓮ちゃんの家に行くと言ってきた。

そして、二日は入れ墨屋へ一緒に行くことになった。

ちょっとだけ安心した。

少しは考えてくれているのだと思った。

元ホストは過去を消すために、真っ黒に塗り潰すのだそう。

何を思ったか三十年前に死神を彫ったのを黒塗りするのだとか。

過去を消したいんだって。

そして、その後は蓮の花を入れるそうだ。

元ホストは元ホストなりに段階を踏んでいるみたいだ。

だから、もう疲れたとか、嫌になったとは言わないことにした。

元ホストは私を信頼しているみたいだ。

なら、私も頑張れる。

寒い夜、少しは温まって前向きになれた。

部屋の中は冷え切っていて、なかなか暖まらない。

しかし、心折れてる場合でもないと思った。

私にできることは、件数を伸ばすこと。

毎日ノルマ達成すること。

それしかないのだが、今日は勉強する気にならず、ノートを開いていない。

 

 

 

元ホストは最近忙しかったみたいだ。

だから、あまり構ってもらえなかったみたいで、私は少々不貞腐れていたようだ。

一年前の投稿を読んでみたが、随分と不安定だった。

手に職をつけて、随分と安定したような気もする。

介護職にはなかったプレッシャーと達成感がある。

その前はパン屋だった。

時給さえもらえればいいやという感覚でやっていた。

確かに正社員というのは、責任感が付き纏う。

だからこそやり甲斐がある。

私はこの会社で、人を育てるスキルと、再販獲得のスキルを身に付けたい。

再販獲得はタイミングでもある。

でも、元ホストができることは、私だってできるはず。

まぁ、二日、十八日、十九日と一緒に過ごせるなら、凹まないようにしなくちゃだ。

その前に美容室行かなきゃだ。

仕事に没頭するのはいいが、綺麗でいてなんぼ。

入れ墨は三月に入れる。

また皆に見せる。

f:id:nakanakadekinai45:20240128072350j:image