nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

キレたらどうなるか

ん〜、やはり数字がなかなか上がらない。

そこにきて、社長が皆の前でこんなことを言った。

 


「当たり前のように赤字出してんじゃねぇよ」

 


ハァ???

昔の私なら言い返してたぞ!!

当たり前のように???

ふざけんな!!

私が毎日どれだけ苦しんでいるか、知りもしないで。

久々に誰かに対して敵意が湧き起こった。

勿論言われても仕方のない数字を出していることはわかっている。

当たり前のように赤字を出しているわけではないので、むちゃくちゃ腹が立って怒りおさまらず、飲んで帰ろうかと思いながら、元ホストが心配するからと直帰した。

 

 

 

以前、とある人からこのようなことを言われたことがある。

 


「人は文句を言う人からは物を買わない」

 


それを言われてしばし悩んだ。

私はお客さんに他社や他のスタッフの悪口は絶対に言わない。

でも、この場で私が言いたいことが言えなくなるのは間違いじゃないか?

綺麗事だけ並べたら、余計に人が離れて行く気がした。

結論から言うと、私は自身の本を売ることをやめた。

もっと言うならば、コツコツ準備をしていた『蓮'sスクール』もやめた。

さらに言うならば、蓮'sbarの計画も一旦白紙にした。

ここまで徹底すれば、私が投稿で愚痴っていたり、文句を言っていても誰も何も言えない。

究極なことを言えば、SNSで文句垂れているだけのオバハンでも、私が納得していればそれでいいわけだ。

大量にあった在庫品を処分して、清々しい気持ちになった。

これで、買ってくれない人を恨むこともなければ、売れないからと言って泣くこともない。

もはや、買いたいと思う人が現れても、在庫がない。

これだけが全て。

笑いたければ笑え、っていう世界だ。

 

 

 

つまり、私が投稿で文句垂れているのにはそれなりの覚悟があるわけだ。

汗水流して作り上げたものを全て『ゼロ』にしたのだから。

そういうわけで、私はただ、SNSで文句垂れてるオバハンになったのである。

ただ、処女作である『破壊から再生へ』は、全国に流通しているので、どこからでも買える。

これだけが、私にとっての『肩身』かも知れない。

それでいい。

 

 

 

私がそういう覚悟のもと、今の会社の正社員にさせて頂き、あらゆるものを捨てて全力投球していることを会社の皆は知らない。

いい歳こいて、手に職を付けられなかった流れ者だと思われている。

それはいい。

ただ、私みたいに財産を全捨てできる人っていうのは、キレたらどうなるか想像できるだろ?

今あるものだって、捨てる度胸が備わっているということだ。

ハイハイ、調子こいていられるうちは調子こいてなよ。

トップに立つ人間は、極めて発言には注意しないと、何もかも狂うぞ。

トップに立つ人間は、その人を見極めてから発言した方がいいと思う。

私くらいになると、たった一人で独断で、何もかも決めてしまうところがある。

ナイスタイミングで、元ホストとこの会社を立ち去れたらベストなのだが。

今回は黙ってスルーしてやる。

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