nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

あざとさがない

いや〜、マジで大苦戦!

しかし、再販獲得はできた。

それにしてもここまで数字が伸びないのはなんなのだろう。

何としてでも黒字にして今月を終わらせなければならない。

三連休は想像以上に厳しい状況だ。

仕方がないから、顧客に電話した。

数回買ってもらっているから互いに情も湧いていて、まるで彼氏や彼女みたいになっている。

だが、私から電話が来たらついつい買ってしまうから、もう電話しないでくれと言われた。

私としては、それが途轍もなく寂しくて、きっとまた電話してしまうだろうと思った。

私にとっては数少ない顧客。

短い間にも出会いや別れみたいなものが存在する。

二度と電話に出てくれなくなった人もいる。

私からの電話を待っててくれる人もいる。

何が言いたいかって、ドラマがあるということだ。

ドラマに弱い私は、社会の中で生きていることを実感し、生き甲斐やり甲斐なども感じているのである。

 

 

 

元ホストに『他の男拒絶反応』の話を結局LINEで伝えた。

どうやら喜んでくれたみたいだけど、やはり顔が見えないから物足りなかった。

照れた顔が見たかったのに。

今度こそ、面と向かって言うことにする。

たぶん先程、私が会社で顧客とガチで楽しそうに電話していたのを見て、軽くイラッとしただろう。

私は元ホストには見せない満面の笑みだったことだろう。

ふと思った。

この顧客みたいな彼氏だったら、もっと簡単に幸せになっていたかも知れないと。

こんなに待たされなくて済んでいるに違いない。

顧客が元ホストのことを聞いたら怒るだろう。

そんなヤツやめて、俺のところに来いと言ってくれるはずだ。

たかが電話しかしてないのに、恋仲みたいな関係になるもんなんだ!

何故かって、答えは簡単。

互いに孤独で、寂しいもの同士であるのがピンとくるのである。

元ホストは、これから私の前に立ちはだかる数々の男達を飛び越えなくてはならないのだ。

それなのに、鈍感な元ホストはこんなことを抜かした。

 


「まだ早いけど、早く誕生日プレゼント頂戴!」

「え?!早くない?!」

「今、欲しくなったから」

 


ちょっと待てよ、私を試しているのか?

だとしたら、やっぱり顧客にヤキモチ妬いたのかな?

となると、途端に元ホストが愛おしくなるのである。

元ホストの顧客で、元ホストからしか買わない婆ちゃんがいる。

他の人が電話したらガチャ切りするそうだ。

まるで私のようだ。

でもこうして、私は私で顧客に心奪われることもあるのだ。

私を幸せにしてくれる人が目の前に現れたのに、私は遠回りの道を選択するのか。

それとも、ハードルを越えるように、さらに私と元ホストの仲は深まるのか。

私は元ホストが私のことを疑い始めたら、きっと冷める。

なかなか人を信頼できないと言いながら、私のことを絶対的に信じているのがわかる。

私みたいなヤツが離れていくことを心の底から恐れている。

元ホスト曰く、私はあざとくないそうだ。

自分のことを可愛いと思っている女はあざといのだそう。

あざとい仕草や表情を見せてくるのだとか。

私にはそれがないらしい。

そりゃそうでしょ!

だって私はその辺の女と一緒にされては困るから。

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