nakanakadekinai's diary

単なる日記でもなければ、単なるエッセイでもない

誰も知らない

やはり私が成績を上げないと、周りから嫌味が飛ぶ。

正社員なんだから、バイトの人に負けてはならないと。

わかっているのだが、またしてもノルマに届かなかった。

結局、私は元ホストの隣で元ホストからスパルタ教育を受けることとなる。

泣きたくなってきた。

ただ、これから元ホストと組んで仕事をしていくのだから、今のうちに覚えて身に付けなくちゃ。

その気持ちだけで、この屈辱に耐えている。

いつからか、すっかり会社のお荷物に成り下がっている。

確かにこのままじゃアカン。

しかし、ここから上がっていくだろうと呑気に構えているのも事実。

私が大らかだから、この仕事が続くんだ。

神経質だったり、短気だったりしたら、他人に嫌味を言ったりマウントを取ったりしていることだろう。

私が負けてもヘラヘラしているのは、プライドがないわけではない。

社員やバイトなど関係なく、敬意を持って皆に接しているからだ。

私は人間的クズにはなるまいとして、この仕事をしている。

社内では当然ながら数字を出さなきゃクズ。

しかし、世界ではちっぽけなことだと思う。

数字とは無縁な世界が五万と存在する。

売り上げとは関係ない業界、経験から言うと『介護』がそうだ。

介護の世界は気配りがものを言う。

そう考えると、私ってどうして数字の世界に入ってしまったのか。

何故なら、人生のテーマは『苦手分野の克服』だからだ。

私って、誰かが髪を切っただけで、すぐに気づいてしまう。

化粧を変えたり、新しい服を着ていたり、冴えない顔していたり、何かいい事があった顔していたり。

あ、変わった!と、変化に気づく。

それが電話営業では活かされない。

そして、評価もされない。

でも、最初は苦手分野の克服に燃えていた。

心折れないように踏ん張ってはいるのだが、今月はマジで辛かった。

 

 

 

これをリビングで書いていたら、暖房をつけるのを忘れていた。

タコキムチなどを食べながら、これを書いていた。

最近は、書けないくらい疲れ切っていた日もあった。

だが、これを読んでくれている人は、私の上司ではない。

元ホストにも言っていない。

私の拙い日記を読んでくれる人がいるということを、誰も知らない。

社長も、先輩も、後輩たちも、元ホストもだ。

私が如何に苦しみ、もがき、そして何よりめげないことを。

誰も知らない。

はっきり言って、元ホストと同棲したら、私、これを書けなくなるかも知れない。

許可を得ないと、たぶん書けない。

一から十まで元ホストに説明しなくちゃならない。

きっと優しく微笑んでくれるとは思うが、仕事のことや元ホストのことは書けなくなるだろう。

 

 

 

そう考えると、私は如何にこの場で自分を曝け出すことに救われていたか。

説明すれば、元ホストは許してくれるとは思うけど。

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