久々に書いては消してを繰り返している。
時間があまりない時に限って、このような状態に陥る。
そもそも前日眠剤を切らして入眠できなかったのだ。
うつらうつらしている時に、残酷な夢を見たのは覚えている。
私の原稿を批判されるような夢だった。
ほぼ一睡もできぬまま、携帯アラームが鳴り、寝不足の状態で医者へ行き、ラーメン屋へ寄りたいのを必死に堪え、直帰。
帰宅後ラーメンを作って食べたら睡魔に襲われて、やっと少し意識が戻ってきたところである。
時間がないというのは、さっさとビールでも飲んで寝てしまいたいからだ。
しかも大事な打ち合わせを控えている。
バシッと寝て、備えなければならない。
さて、書くとするか。
脱稿した翌日、私は実にソワソワしていた。
勿論、眠れなかったせいもある。
悪夢の影響もある。
それでも、もう第三者に原稿を送ってしまった。
自分ではバシッと決まったと思っていても、人の目にはどう映るか不安もある。
当然、好みもあるわけで。
いくら第三者の目を通したところで、最終ジャッジは私が下すことになる。
そう考えると、自分の作品を作り上げることって素敵!
しかも、今回の『ロックンローラー』に関しては、多くのスタッフさんが加わってくれた。
私もギャラをお支払いしたりしているわけだが、昔は印刷代すらなかった。
デザイン料なんてとんでもない話だった。
あの頃に比べたら、色んな人のお陰で色んなご縁があって、恵まれているなぁと思う。
前にも書いたが、『ロックンローラー』は私一人の作品ではない。
多くの方に携わって頂いた作品なので、私がこけるわけにはいかない。
つまり、普段あまり使わない言葉だがプレッシャーも感じている。
しかし、誰からも強要されず、勝手にやっていることなので、プレッシャーなんて何様だ!と思われ兼ねない。
私の願いは私の文章や世界観を好んでくれる全ての方へこの本を何らかの形でも読んで頂ければと思っている。
めちゃくちゃ表紙が素敵なので、部屋に飾って頂ければ尚嬉しい。
果たして受け入れられるのか、そうじゃないのか。
発売しても尚、このソワソワ感は抜けないかも知れない。
実はたまに友人とこういう話になる。
ポジティブがいいのか、ネガティブがいいのか、みたいなことだ。
どちらも必要だと言われればそれまでなのだが、恐らく私はポジティブすぎるのだろう。
基本的に私の周りにはポジティブな人間ばかりなので、私の行動にストップをかける者がいない。
ただ、たまにネガティブな友人もいて、真逆な考え方で以て諭してくれたりもする。
ただ、私個人的にはネガティブに生きることは苦しいことのような気がする。
人間にとって最も必要なものは「根拠のない自信」だ。
村上龍曰く、「俺はやれる!」と思うことは才能なんだとか。
もっと言うならば、時には自画自賛してもいいだろ。
私は自分で書いた『ロックンローラー』に感動し、自画自賛している。
そもそも自分で良いと思ったものしか出せないだろう。
ただ、私が良いと思う世界観は決して万人受けしないので、その辺の覚悟は決めている。
尤も、友人からも最初からマイナー路線を目指しなさいと言われている。
売れることなど考えず、自分が良いと思うものを書くことに意味がある。
これは売れない人間の言い訳ではない。
とにかくポジティブに自分の可能性を信じてやることが大切。
可能性を信じる気持ちがなかったら、私なんかはとっくに書くことをやめているだろう。
つまり、根拠のない自信だ。
根拠を求めるヤツなんて、構う必要がない。
なぜなら、自信っていうものは湧き出てくるもの。
いつか書いたかも知れないが、やり切った感は確実に自信を育んでくれる。
コツコツ努力していることは、自分の可能性に気づくことに繋がるって話。
あらま、寝てないから胃が痛いよ!
今日はこの辺で。